プレオープンは感謝とスタッフの自信のために行ないましょう!
新規オープンやリニューアルオープンの前に、試験的に営業を行うことを「プレオープン」と言います。 主に、招待したお客様を対象としており、実際にお客様にご来店いただくことで、営業全体の流れ、厨房とホールの連携などの最終確認として行われることが多いです。 そんなプレオープンのメリットやプレオープンの方法などをご紹介します。
1.プレオープンを行うメリット
プレオープンは必ずしも実施しなければならないとい訳ではありませんが、実施できる環境ならばやっておいたほうが良いと言えます。
プレオープンは実際のお客様(招待の方)をお迎えしてサービスを行ないます。お客様に見立てたスタッフ同士のロールプレイングとは異なり、予想外の質問や想定外の出来事が起こる可能性があります。
そのような際の対応方法などを練習として経験することができる絶好のチャンスです。
スタッフ同士の連携部分の問題や備品類の配置場所なども、実際の営業を行うと見えてくる部分がたくさんあります。オープン前の最終確認という意味ではプレオープンは絶好のチャンスです。
また、プレオープンに来てくださったお客様にSNS等を通じて、お店の宣伝をお願いすることも出来ます。オープン前にお店にお客様が入られることで、店前を通る方に対してもお店がある、オープンするということをアピールすることが出来ます。
ちなみに、私も、過去に6回ほどプレオープンを体験しましたが、何よりもやって良かったと感じた部分は「オープン日が楽になる」という点です。
私の経験したプレオープンは2時間という時間制限があるもので、一気に満席になり、一気に注文が入るシステムだったため、厨房はパンパンでした。
おかげで、通常営業となるオープン日はオペレーションが楽だったことを覚えています。
2.プレオープンに招待する人
メリットでもご紹介したようにプレオープンには「オペレーションの最終確認」と「お店の宣伝」という2つの側面があります。それぞれの側面から招待する人を絞り込むようにしましょう。
(1)オペレーションの最終確認としてのプレオープン
オペレーションの最終確認としてプレオープンを行う場合、招待する人は
上記のような人を中心に招待しましょう。
(2)お店の宣伝
お店の宣伝としてプレオープンを行う場合には、マスコミ関係や近隣の方などを招待しましょう。
マスコミ関係を招待すると、その媒体で取り上げてもらえる可能性があります。また、近隣の方などは口コミ等の効果を期待することが出来ます。
3.プレオープンの注意点
(1)お客様への対応方法は周知しておく
プレオープンは来店時間が集中します。通常営業以上に集中したピークとなりますので、料理提供などに時間がかかる可能性があります。
接客を行うスタッフは時間がかかる場合の対応なども事前に伝えておくようにしましょう。
(2)メニューを絞る場合にはバランスを考える
メニューを絞って行う場合には、手間のかかるメニュー、かからないメニューをバランスよく入れておくようにしましょう。簡単なメニューばかり、手間のかかるメニューばかりにしてしまうと実際のオーダーの入り方と変わってきてしまうため、オペレーションの確認になりません。
(3)終了後は即座に対応を
また、プレオープン終了後はお客様にアンケートを書いてもらい、アンケートの内容と実際に営業を行ったスタッフの意見を元にオペレーションの修正をしておきましょう。
まとめ
オープン前のプレオープンには様々なメリットがあります。オープン前日に無料でお客様を招待して行うという方法が一般的ですが、オペレーションに不安がある場合には、オープンの2,3日前にプレオープンを行う、修正する時間を設けるという方法もあります。
飲食店の営業は日々進化していくことが望ましいため、プレオープンが完璧であれば良いということではありません。プレオープンはお世話になった方への感謝とスタッフが自信をもってオープンを迎えるために行うということを理解しておきましょう。
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平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
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