キッチンカーのカレー屋で開業する方法と儲かるための施策を解説

キッチンカーのカレー屋で開業する方法と儲かるための施策を解説 2022.02.02起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
キッチンカー カレー

街中を歩いていると、スパイスの香ばしいカレーを販売しているキッチンカーを見かけることがありますよね。カレーはキッチンカーで販売されているメニューの中でも人気の定番料理です。

キッチンカーでカレーを販売して儲けるためには、メニュー開発が大切になります。

この記事では、キッチンカーでカレー屋を開業するときに知っておきたい儲けるための方法について解説します。必要になる設備や出店場所についても解説していますので、参考にしてみてください。

儲けるためにはメニュー開発が重要

キッチンカーのカレー屋で儲けを出すには、メニュー開発が重要です。キッチンカーのカレー屋で儲けるためには、売れるメニューを作ることが前提だからです。

メニュー開発をするときは、次の3つを意識するといいでしょう。

  • 個性のあるカレーを作る
  • SNSでインパクトを残せる見た目にする
  • トッピングが簡単で回転率を上げられるメニューにする

カレーメニューを作るときの参考にしてみてください。

個性のあるカレーを作る

キッチンカーで売れるカレーを作るためには、作り手の個性が感じられるメニューを作ることが大切です。「このキッチンカーのカレーが食べたい」と思ってもらえるカレーが作れれば、他にはない強みとなり、集客につながるからです。

個性のあるカレーを作るときは、既存のカレーを研究していきましょう。代表的なカレーの種類は主に次のようなものがあります。

【代表的なカレーの種類】

種類

特徴

欧風カレー

欧風カレーとは、欧風の特徴を備えた日本独自のカレーです。スパイスを利かせつつ、マイルドな口当たりのカレーが欧風カレーと呼ばれています。

インドカレー

インドカレーとは、カレーの発祥の地であるインドで食べられているカレーの特徴を備えているカレーです。多数のスパイスを使っていて、日本ではナンに付けて食べるのが定番です。

キーマカレー

キーマカレーもインド発祥のカレーです。「キーマ」とはひき肉の意味で、肉をそぼろ状にしたカレーです。日本では水気のあるキーマカレーと水分量の少ないキーマカレーがあります。

このうち、水分量の少ないものはドライカレーに該当します。

スープカレー

スープカレーとは、サラサラのスープ上のカレーにご飯を浸して食べるスタイルのカレーです。日本では札幌がスープカレーの発祥として有名で、魚介と合わせた品が人気です。

タイカレー

タイカレーとは、東南アジアを中心に食べられているスープカレーです。「唐辛子」「カルダモン」「パクチー」「ターメリック」などに、「シナモン」や「ココナッツミルク」などを加え、スパイシーでありながらまろやかな仕上がりになるのが特徴です。

白カレー

別名ホワイトカレーと呼ばれています。クリームソースをベースとして、茶色になるターメリックなどの香辛料を使用しないため、ルーが白くなっています。使用するライスがサフランライスであるのもほかのカレーとは違う点です。

黒カレー

別名ブラックカレーとよばれ、ホワイトカレーと対になっているカレーです。黒くなっている理由は何日も煮込んでいるためだったり、玉ねぎなどのロースト色のせいだったります。見た目のインパクトもあるのでSNS映えもするメニューです。

カレーは具材や香辛料の組み合わせなどによって、様々な味に変化します。様々な組み合わせを試し、オリジナリティのあるカレー作りを目指してください。

SNSでインパクトを残せる見た目にする

SNS映えするように、カレーの見た目にもこだわるようにしましょう。キッチンカーでカレーを売るときは、SNSで積極的にキッチンカーとメニューの内容を宣伝していくことが大切だからです。

SNSにカレーの写真を投稿するとき、普通に盛り付けるだけでは映える写真になりにくいでしょう。基本色が茶色なので見た目の印象が地味になりやすいからです。カレーでSNS映えする料理にする方法は大きく3つあります。

1つは、盛り付け方を工夫する方法です。たとえば、ライスをドーム状に盛り付け、その周りにルーをかけるなどです。ルーの海にライスの島が浮かんでいるように見えて、写真に収めたときも茶色と白のコントラストが美しくなります。

もう1つはパプリカやトマトなどカラフルな野菜を用いて、カレーを鮮やかに彩る方法です。野菜カレーなどヘルシー路線のカレーメニューで実践しやすい方法です。

3つ目はルー自体の色を個性的にする方法です。すでに紹介したように、カレーには白カレーや黒カレーのように、茶色以外のカレーが存在します。ルーの色を変えるだけでも珍しさがあり、SNS映えする写真を撮ることができるでしょう。

SNSでの見た目を考慮すると、利用してくれた顧客にキッチンカーとカレーの情報を拡散してもらいやすくなります。パッと見でインパクトの残せるメニュー作りにチャレンジしてみてください。

トッピングが簡単で回転率を上げられるメニューにする

料理を提供する回転率を上げることも大切です。キッチンカーのカレー屋では、昼食を探している人が増えるランチタイムが一番の書き入れ時で、限られた時間でより多く販売することが儲けにつながるからです。

回転率を追求するとメニューの種類が少なくなりがちですが、トッピングの種類を増やすことで、メニューのバリエーションを増やしつつ、回転率を維持することができます。

たとえば、「ゆで卵」「焼きナス」「ソーセージ」などの具材は、作り置きしておいて提供するときに乗せるだけで済むため、キッチンカーで提供するトッピングに向いています。

お肉系のトッピングや野菜などヘルシーなトッピングまで、バリエーションを豊かにすると様々なニーズの顧客を集客することができるので、試してみてください。

キッチンカーでカレー屋を開業するときに必要な車両と調理設備

キッチンカーでカレー屋を開業するときに必要な設備は、キッチンカーとカレーを作るための調理機材の2つです。

カレーは、キッチンカーのメニューの中でも開業時に必要な設備が限られる料理のひとつです。しかし、設備の揃え方を失敗してしまうと営業しづらくなってしまうケースもあります。

キッチンカーでカレー屋を開業するときは、次の2つに注意してください。

大型の機材が必要なときは1tトラック以上を使う

大型の機材を導入するときは、1tトラック以上の車両を用意するようにしましょう。

キッチンカーでカレー屋を開業するときは、軽トラックのサイズでも問題はありません。しかし、大型の厨房設備を導入すると、調理スペースが圧迫されて窮屈になってしまうケースがあるからです。

軽トラックであれば、新車でも180万円ほどで手に入れることができますが、1tトラックは新車なら200万円、中古でも100万円前後かかります。

導入する機材の大きさによって、キッチンカーのサイズも変更するようにしてください。

車内に搭載する調理機材はシンプルにする

キッチンカーでカレー屋を開業するときは、できるかぎり車内に搭載する調理機材をシンプルにしましょう。調理機材がシンプルなほど調理スペースにゆとりを持てて、調理から提供までの導線が確保しやすく、回転率の向上につながるからです。

「ルーを煮込む」「肉や野菜を炒める」などの調理を事前に済ませておけば、車内では出来上がっているルーを温め、ライスに盛り付けるだけで提供することができます。そのため、最低限の設備で営業することができます。

キッチンカーでカレー屋を開業するときに、最低限必要な設備としては次の通りです。

【キッチンカーのカレー屋に必要な設備】

設備

値段

カレールー用の深鍋

5,000円~10,000円

温め用のコンロ

20,000円~50,000円

大型炊飯器

30,000円~50,000円

メニューや調理方法によっては、キッチンカーに搭載する調理設備が異なります。「提供したいメニューを調理するのに必要な設備はどれか」を意識して、搭載する調理設備の取捨選択をしましょう。

キッチンカーでカレーを販売するには営業許可が必要

キッチンカーでカレーを販売するときは、地域の保健所から営業許可を取得する必要があります。

営業許可はキッチンカー自体に対する営業許可と仕込み場所の2つで取らなければいけません。

キッチンカーでは営業地域ごとに営業許可が必要

キッチンカーの営業では、地域の保健所の営業許可が必要です。地域の保健所の審査を通過していないキッチンカーで営業することは法律違反になるからです。

営業許可を取得するためには、調理設備を整えた車両を地域の保健所に持ち込み、営業許可を取得するための審査に通過しなければいけません。

審査に通過するためには、「給排水設備」や「シンクの数や大きさ」「収納棚」「衛生面の管理」などの設備が保健所の基準を満たしている必要があります。

設備の基準は保健所によって異なるケースがあります。キッチンカーで営業許可を取得するときは、営業を検討している地域の保健所に審査基準を事前に問い合わせるなどすると、無駄な改修作業が発生しません。

地域の保健所は厚生労働省の「保健所管轄区域案内」で確認できるので、活用してみてください。

カレーの仕込み場所にも営業許可が必要

カレーの仕込み場所にも営業許可が必要です。その場で料理を提供していなくても、提供する料理の下準備をしている以上、一定の衛生管理がされていなければならないからです。

仕込み場所として利用できるのは、すでに営業許可を取得している飲食店の厨房や営業許可を取得していて厨房設備のある公共施設です。しかし、飲食店の厨房はすでに自分で店舗を構えているか、厨房を貸してくれる友人がいない限り、実行に移すのは難しいでしょう。

キッチンカーの仕込み場所を確保するなら、クラウドキッチンやシェアキッチンがいいでしょう。クラウドキッチンやシェアキッチンは営業許可がある調理施設を利用することができるサービスです。

月額5,000円程度の利用料を支払うことで利用できるサービスもあります。「クラウドキッチン 東京」などのキーワードで検索すれば、地域で利用できるサービスを調べることができるので、検討してみてください。

キッチンカーでカレーを売るときはオフィス街や住宅街が定番

キッチンカーでカレーを売り、儲けを出したいならランチタイムのオフィス街や住宅街が定番の出店場所です。昼食時に食べられる料理を探しているビジネスパーソンや家族連れに買ってもらう機会が高くなるからです。

反対に、イベント会場などでは食べ歩きできる料理が好まれる傾向があり、カレーは売りにくい場合があります。

オフィス街や住宅街などで出店場所を探すときは、マッチングサービスなどを利用し、集客できそうな出店場所を見つけてください。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://inqup.com/