キッチンカーで開業するときは料理だけでなく、車の見た目にもこだわりたいですよね。
キッチンカーの見た目をおしゃれにすると、人々の注目を集め、集客できることが見込まれます。しかし、デザインによってはなんのお店なのかわかりにくくなってしまい、集客面で悪影響になってしまう可能性もあります。
この記事ではキッチンカーをおしゃれにデザインして集客をするコツと、注意点について解説します。
おしゃれなキッチンカーにするために外観と内観を工夫する
おしゃれなキッチンカーをするためには「外観」と「内観」を工夫しましょう。
色取りや看板の見た目などのが「外観」であり、調理スペースなど室内の調度品などに工夫を凝らすのが「内観」です。
外観と内観では、それぞれデザインするときのコツや注意点が異なります。おしゃれなキッチンカーを作るときは、次のポイントに注意してみてください。
おしゃれな外観に大切なのはわかりやすさ
キッチンカーの外観をおしゃれにするときは、どんな料理を提供しているのかお客さんに伝わりやすいデザインにすることが大切です。キッチンカーの外観で販売している料理がわかりやすければ、メニューに興味を持ってもらえる機会が増え、集客につながる可能性があるからです。
外観をおしゃれにするために、赤や水色などのカラフルな色で車体を彩ったり、外装そのものをウッド調にアレンジして個性を出したりする方法があります。しかし、おしゃれな外観を追求するあまり、なにを売っているお店なのかわかりにくいと問題です。
たとえば、ハンバーグを販売するキッチンカーが、見た目のおしゃれさにこだわって看板を英語の「hamburger steak」にしたとします。ですが、ハンバーグという言葉に慣れてしまっている日本人には、直感的に理解しにくいかもしれません。
キッチンカーの外観をおしゃれにするときは、商品のイメージができるようデザインを意識しましょう。
内観を工夫してもおしゃれなキッチンカーになる
おしゃれなキッチンカーで、外観と同時に大切になるのが内観です。キッチンカーの内観を工夫する方法は様々あります。たとえば、次のようなものです。
- 天井や壁をウッド調のものにする
- 灯をランタン風のものなどアンティークにする
- 調理器具を装飾品としてディスプレイする
調理スペースの内観は外観のデザインとのバランスが大切です。外観をおしゃれにこだわっても、内観がイマイチだとキッチンカー全体のイメージを損ねてしまうかもしれません。内観は外観の雰囲気と合わせてデザインするようにしてください。
また、キッチンカーの販売では車両の外にカウンターを設ける販売スタイルもあります。カウンターを外に置くと調理スペースと奥行きが生まれるため、ゆったりとした空間づくりができます。
ポイントは調理スペースをウッド調のデザインにしているなら、カウンターもウッド調にしてみるなど、内観とカウンターに一体感を生み出せるデザインにすることです。
カウンターを外に置くときは、キッチンカーの雰囲気を壊さないように統一感を大切にしてください。
おしゃれなキッチンカーで失敗しないためのコツ
キッチンカーのデザインをするときの失敗は、なにを販売しているのかお客さんに伝わらなくて集客ができなくなってしまうことです。
キッチンカーをおしゃれにデザインしたいなら、次に紹介する3つのコツを参考にしてみてください。
- デザインのコンセプトを決める
- 色彩は提供する料理にマッチしているもの使用する
- 写真映えする見た目にする
上記を意識することでオシャレなキッチンカーに仕上がる可能性が上がります。
デザインのコンセプトを決める
おしゃれなキッチンカーをデザインするときは、まずコンセプトを決めることが大切になります。コンセプトがまとまるとデザインの方向性が決まるため、出来上がりがイメージとズレてしまったり、デザインに行き詰まったりするリスクを減らすことができるからです。
たとえば、カフェのような雰囲気にするのか、それとも出店の屋台のような雰囲気にするのかによってデザインが異なります。
コンセプトは、夏の砂浜や雪化粧などキッチンカーで実現したいテーマを具体的にイメージすると決めやすいでしょう。
色彩は提供する料理にマッチしているもの使用する
キッチンカーの外観のデザインに使用する色彩は、提供する料理にマッチしていることが大切です。色彩と提供する料理がマッチしていないと、集客しにくくなる可能性があるからです。
たとえば、カレーを提供するときは黄色などを基調とした方がいいでしょう。反対に補色である紫などを色彩に採用すると、カレーを連想しにくく集客に繋がりにくくなってしまいます。
キッチンカーの外観の色はワインレッドやネイビーなどシックで高級感のある色から、ピンクやティファニーブルーなどの女性受けする色まで、様々あります。
キッチンカーをデザインするときは、色彩が提供する料理のイメージとかけ離れていないか、見直すようにしてください。
写真映えする見た目にする
キッチンカーをおしゃれにデザインするときは、写真映えも意識した見た目にしましょう。SNSの普及に伴い、キッチンカーをインスタグラムなどに投稿して宣伝、集客をするというブランディングが増えているからです。
たとえば、ピザやパスタなどを販売するときは「緑」「白」「赤」などイタリアカラーのボディにするなど、提供する料理の国旗をデザインに反映すると、料理と外観のバランスがよく、写真写りのまとまりもよくなります。
軽トラックなど、通常キッチンカーに使用される車よりも個性的な車両を使っても、映える写真を撮ることができます。たとえば、フォルクスワーゲンのバンなどはフォルムもまるっぽく、個性的なキッチンカーにすることができるでしょう。
写真映えするキッチンカーにしたいときは、車種やボディカラーに気を使ってください。
キッチンカーを日常生活でも使いたいなら小物やカトラリーにこだわる
キッチンカーを日常生活でも使いたいなら、外観よりも小物やカトラリー(ナイフやフォーク、スプーンなど)にこだわってみてください。キッチンカーの外観に派手な塗装やラッピングをしてしまうと、プライベートでは使いにくい車になってしまうからです。
キッチンカーを日常生活でも使いたいなら、車の外観は「赤と白」「水色と白」などおとなしめの色にとどめて、小物やカトラリーなど細かい部分をこだわるだけでもおしゃれ感を演出することはできます。
また、看板やポスターは取り外しができるようにしているといいでしょう。営業するときだけ看板や小物を使って装飾をするだけでもおしゃれになります。営業しない日は看板やポスターを仕舞えば、自家用車として利用することもできます。
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