キッチンカーの定番の出店場所と選び方について解説

キッチンカーの定番の出店場所と選び方について解説 2020.03.24起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)

キッチンカーを開業するときは車両のデザインやメニュー作りと同じくらい、出店場所が気になりますよね。

キッチンカーの出店場所によっては商品が売れなくなってしまうこともあるため、出店場所を選ぶときは自身の商品にマッチした場所にする必要があります。

この記事では、キッチンカーの定番の出店場所や選び方について解説します。

キッチンカーの定番の出店場所8選

キッチンカーの出店場所には、人気のある定番のスポットがあります。ここでは次の8つの出店場所を紹介します。

  • イベント会場
  • オフィス街や住宅街
  • ショッピングモールやスーパーマーケット
  • 住宅展示場や家電量販店
  • アミューズメント施設
  • 観光施設や公園
  • 道の駅やサービスエリア
  • 大学

キッチンカーを出店するときは基本的に出店料が必要になります。出店場所によって料金は異なりますが、平均相場は1日当たり5,000円から10,000円ほどです。

出店場所を選ぶときは、販売する商品の価格と1日の集客目安から儲けが出せそうな出店料の場所を選ぶと、儲けが立ちやすくなります。

イベント会場

「フェス」「手作り市」「マルシェ」「フリマ」などのイベント会場はキッチンカーの出店場所として定番です。多くの来場客があるイベント会場では、キッチンカーの集客も見込めるためです。

イベント会場の出店では、1日で平日の何倍もの売上を上げることも可能です。キッチンカーで儲けている人たちはイベント会場への出店を積極的に行っている傾向にあります。

ただし、大きなイベントになるほどキッチンカーとしての実績によって出店の可否が判断されることがあり、希望すれば確実に出店できるわけではありません。最初は、小さなイベントに参加するなどして実績を作るところから始めてみてください。

イベント会場の出店料は、集客人数やイベントの運営元によって差があります。民間が主催しているイベントだと1日当たり5,000円から数万円ほどでしょう。

数日間にわたって出店すると出店料だけで数十万円になることもあるため、もし売上が上げられないと、出店するだけで赤字になってしまうケースもあるので注意が必要です。

イベント会場に出店するときは想定している売上と出店料のバランスを考慮して、利益を出せる場所に出店するようにしてください。

オフィス街や住宅街

オフィス街や住宅街もキッチンカーが出店しているのをよく見かける場所です。「周囲に飲食店がない」「周りの飲食店はどこも混んでいて、昼食の時間内に食べられる店がない」などのランチ難民などを対象に営業しているため、平日でも一定の売上を確保しやすいからです。

出店料も1日当たり5,000円程度、歩合制の時は売上の15%ほどが相場なので、イベント会場に出店するときよりも安い値段で出店することができます。

オフィス街や住宅街で出店するときに重要なのは、建物や土地のデッドスペースを有効活用したいと考えているオーナーを見つけることです。しかし、自力で出店をさせてくれるオーナーを見つけるのは難しいでしょう。

オフィス街や住宅街に出店するときは、キッチンカーと土地のオーナーを結び付けるマッチングサービスなどを利用してみてください。

ショッピングモールやスーパーマーケット

ショッピングモールやスーパーマーケットもキッチンカーの出店場所の候補に挙げられます。ショッピングモールやスーパーマーケットは日常的に人が集まる場所であり、安定的に集客をしやすいからです。

家族連れも多いため、オフィス街や住宅街などと比べると、比較的高単価の売上も期待できます。1日当たりの出店料は平日と休日で異なることがあります。平日は5,000円程度、休日なら10,000円程度です。

ショッピングモールやスーパーマーケット内の既存の店舗と競合してしまうと、出店を認めてもらえないケースもあります。出店するときは事前に既存の店舗と競合しないか、リサーチすることが大切です。

住宅展示場や家電量販店

住宅展示場や家電量販店などもキッチンカーを出店することができます。企業主催のイベントは、集客のために企業側からキッチンカーの出店募集が行われるケースがあるからです。

住宅展示場や家電量販店で出店は企業が依頼者であるため、出店料が発生しないことが大半です。また、企業側が指定する食品数を提供する買取形式であるため、売れ残りによる赤字になりにくい販売方法になります。

住宅展示場や家電量販店で出店には、企業から直接依頼を受けるか、マッチングサービスなどの仲介業者を利用します。

企業とのつながりを作りやすいようにSNSで自身のキッチンカーの情報を頻繁に公開し、連絡してもらえる環境を整えるほか、マッチングサービスに登録するなどの工夫をしましょう。

アミューズメント施設

「パチンコ店」「ゲームセンター」「ボーリング場」などのアミューズメント施設もキッチンカーを出店すると売上が期待できます。アミューズメント施設は近くに飲食店がないケースも多いため、キッチンカーの需要があるからです。

出店料も1日当たり3,000円から5,000円程度で、大型イベントなどと比べると出店のハードルは高くありません。

しかし、キッチンカーの出店が許される場所が集客しづらい立地になってしまう可能性があったり、平日の昼間は集客がしづらかったりという点は注意が必要です。

アミューズメント施設に出店するときは、施設自体の利用客が増える時間帯や曜日を狙って出店するなどの工夫が必要になるでしょう。

アミューズメント施設はキッチンカーの出店を念頭に置いていないため、マッチングサービスなどで見つけるのは難しいでしょう。出店してみたい施設があったら、直接問い合わせて自身を売り込むようにしましょう。

観光施設

観光施設は許可が必要ですが、出店できれば大きな利益が期待できます。観光施設によっては団体で訪れることもあるため、回転率次第で売上を伸ばせる可能性があるからです。

ただし、遊園地などの観光施設は出店料が高くなる傾向にあります。平日と休日で差があることもありますが、1日当たり10,000円から数万円が相場です。また、出店できても施設の入り口や駐車場などになってしまう可能性もあります。

観光施設の出店料に対して、キッチンカーの集客数が釣り合わずに赤字になってしまう可能性もあります。

観光施設に出店するときは、施設の過去のキッチンカーの出店実績などを問い合わせて、利益を上げられそうかどうか検討することが大切です。

公園

公園もキッチンカーを出店できると、売上確保が期待できる場所です。特に休日は家族連れが足を運ぶ先のひとつであり、家族連れを集客しやすいからです。

1日当たりの出店料は5,000円程度が相場です。

公園は行政が管轄していることが多く、出店する場合は管轄の地方自治体に問い合わせる必要があります。

ただし、商売目的の出店を許してくれないところもあるので、必ず出店できるとは限りません。公園にキッチンカーを出店するときは、キッチンカーを積極的に誘致している自治体をネット検索などで探してみると、出店できる可能性が上がります。

道の駅やサービスエリア

道の駅やサービスエリアもキッチンカーを出店すると、利益を上げやすい場所のひとつです。休日や連休などは主に旅行客が買い物や休憩で立ち寄るため、旅行客を集客しやすいからです。

出店料も1日当たり5,000円ほどなので、来場客の多い道の駅やサービスエリアは出店希望者が多い傾向にあります。

しかし、地方や田舎の道の駅などは施設内の飲食店の売上が優先されて出店を認めてもらえないケースもあります。

道の駅やサービスエリアにキッチンカーを出店するときは、予め現地に足を運び、自身のメニューが既存の店舗と競合していないかを確認するようにしてください。

大学

大学へのキッチンカーの出店は、平日に一定数の売上を確保したい人に向いています。大学は平日に学生が集まる場所だからです。

出店料は1日当たり5,000円程度が相場です。

大学に出店すると、顧客は学生が中心になります。そのため、10代や20代に需要があり、人気を得られるメニューの開発が売れるために重要です。常に最新のトレンドをチェックするなどの努力が必要になります。

大学がキッチンカーのマッチングサービスなどに出てくることは少ないです。大学に出店するときは直接大学に問い合わせてみてください。

キッチンカーの出店場所の探し方

キッチンカーの出店場所の探し方には主に4つの方法があります。

  • マッチングサービスを利用する
  • ポータルサイトやSNSを利用する
  • 地方自治体などの公共機関を利用する
  • キッチンカー仲間の情報網を利用する

キッチンカーの出店場所は売上を左右する重要なポイントです。そのため、きちんと売上が立てられそうな出店場所を見つける必要があります。これから紹介する探し方を是非参考にしてみてください。

マッチングサービスを利用する

キッチンカーの出店場所を探すおすすめの方法として、マッチングサービスがあります。

マッチングサービスとは、キッチンカーを出店したい人と出店してほしいビルや土地のオーナーをつなげるサービスです。マッチングサービスでは様々な条件から出店したい場所を選ぶことができるため、自身の条件にあった場所を効率よく探すことができるからです。

たとえば、月曜日にオフィス街に出店したいと考えていたら、月曜日の出店を募集している中から出店場所を見つけることができます。

マッチングサービスは、Mellow(メロー)やネオ屋台村など、それぞれのアプリやサイトに登録することで利用することができます。

サービスの提供元によって、オフィス街への出店に強かったり、大学への出店に強かったり特色があるので、出店したい場所に合わせて利用するサービスを選んで見るといいでしょう。

ただし、マッチングサービスを利用するためには登録料や仲介手数料を支払わなければならないケースもあります。必ず無料で利用できるわけではないことは忘れないでください。

ポータルサイトやSNSを利用する

キッチンカーのポータルサイトやSNSを利用しても、出店場所を探すことができます。キッチンカー関連のポータルサイトやSNSではキッチンカーのオーナーや空きスペースを貸したいオーナーとの間で情報交流が行われていることがあり、出店場所を見つけるきっかけになるからです。

ただし、実際に出店に至るまでの交渉は自身で行わなくてはなりません。

ポータルサイトやSNSは出店したい場所がすでに決まっていて、交渉に入る前の情報収集などで利用するのがいいでしょう。

地方自治体などの公共機関を利用する

地域のイベントやお祭り、公共施設での出店を検討しているときは、管轄している地方自治体などの公共機関に直接問い合わせるのが効率的です。地方自治体によっては公式サイトで積極的にキッチンカーの募集をかけていることもあるからです。

ただし、地域のイベントやお祭り、公共施設への出店は地域とのつながりが重視されることがあります。出店するときは出身地や現在の所在地に限定した方が出店しやすいでしょう。

キッチンカー仲間の情報網を利用する

キッチンカー仲間の情報網もキッチンカーの出店場所を探すのに役立ちます。イベント出店などを続けてキッチンカーの先輩と知り合うと、ときには出店場所や出店料、集客に関する詳細な情報を教えてもらえるケースがあるからです。

集客や客層など具体的な情報が得やすいほか、「○○さんに伺って~」と出店場所の交渉をするときも話を進めやすくなります。

ただし、この方法はキッチンカー仲間とのつながりがないと使えないため、キッチンカーを開業前の人だと実践は難しいでしょう。また、得られる情報も100%正しいわけではないということを念頭に置いておかなくてはいけません。

キッチンカー仲間から自分が知らない情報を得られる機会は、出店場所を探すうえで大切です。開業の前から積極的にSNSなどを活用し、つながりを持つようにしているといいでしょう。

キッチンカーの出店場所を選ぶときはメニューと客層が合うかが大切

キッチンカーの出店場所を選ぶときは、提供しているメニューと客層が合うかが大切です。出店場所選びを間違えるとメニューと客層がミスマッチを起こし、売れなくなってしまう可能性があるからです。

たとえば、「安くて美味しいお弁当を求めている会社員」に対して「オシャレで高級感あふれるケーキ」を提供しても売上は伸びにくいでしょう。

キッチンカーの出店場所を探す前に、まずはコンセプトを固めておきましょう。コンセプトから出店場所を考える手順は次の流れです。

  1. キッチンカーのコンセプトを考える
  2. コンセプトから客層を考える
  3. コンセプトと客層から販売メニューの詳細を考える

コンセプトが固まると、出店場所を決めることができます。出店場所選びの参考にしてみてください。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
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