キッチンカーの開業手順9つのステップを知っておこう

キッチンカーの開業手順9つのステップを知っておこう 起業のための資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
キッチンカーの開業手順9つのステップを知っておこう

キッチンカーで開業したい方、必見!

キッチンカーは店舗を持つ飲食店と違って、手軽に開業できるという印象があります。

それでもお店を始めるのですから、全く何の準備もせずに開業はできません。

今回は、キッチンカーで開業する流れや必要な手続きなどを紹介します。

準備期間にどのくらいかかるのか逆算して、スムーズに事業を始める準備を始めましょう。

1.キッチンカーで開業するための準備期間

キッチンカーを開業する準備として、車両を確保しなければなりません。中古のキッチンカーを購入すれば改造なども少なく済み開業までの時間を短縮できますが、自分好みのキッチンカーを製作する場合、2か月ほど期間を要します。

さらに、営業許可を取得するための手続きが必要なので、営業許可が下りるまでの期間も計算に入れる必要があります。 

車両を入手するほかにも、営業のスケジュールを立てたり、出店場所を確保したり、イベントに参加するか、参加するならいつどのイベントに出るのかなど、安定した収入が得られるように計画を立てて動く必要があります。

これらのことを踏まえ、本格的に準備を始めてから開業するまでにはやはり3ヶ月ほどはかかると考えた方が良いでしょう。

2.キッチンカー開業のための9つのステップ

キッチンカーの開業も、「開業準備」という大きな作業と見てしまうと、作業量と必要期間のために進めにくくなってしまいます。

開業準備を9つのステップに分解し、一つ一つのステップを確実に進めましょう。

①予算を決定

まずは開業するための予算を検討します。

キッチンカーの開業資金は300万円~500万円であることが多く、車両の購入や改造など、キッチンカーの調達にかける資金が大半を占めます。

店舗を構えて開業する場合、10坪程度の小さな飲食店であっても500万円~1,000万円ほど資金が必要になりますので、開業のハードルは比較的低いです。

また、開業した後のキッチンカーの維持費や材料の仕入れに使う運転資金も予算に組み込んでおきましょう。キッチンカーの維持費には、ガソリン代やメンテナンス費用、車検代や税金などがあります。

開業直後から大きな売上で全てをまかなえることはそうそうないので、最低でも半年分の運転資金を含めて予算を決めましょう。

②資金を準備

キッチンカーは店舗型の飲食店よりも、開業費も維持費も安く済みます。

とはいえキッチンカーの車両を準備するだけで300万円以上、それに加えて車両の維持費と当面の運営資金が必要となれば決して安い金額ではありません。

そのためには数年をかけて、計画的に自己資金を貯蓄する必要があります。

自力で300万円以上の資金を準備するとなると、相当な期間と労力が必要です。

準備に時間をかけすぎるとモチベーションが下がりやすいですし、焦って開業してしまい、運転資金や生活費に余裕がない状態になるのも避けたいです。

この問題を解決するためにも、金融機関から融資を受けて資金調達することも視野に入れましょう。

「融資を受けるなら自己資金の貯蓄は必要ないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、自己資金を数年かけて計画的に貯蓄していると、融資の審査でもプラスの評価をしてもらえます。

融資を受ける場合でも、自己資金は計画的に貯蓄しておきましょう。

資金調達方法として投資家などから出資を受ける方法もありますが、キッチンカーの開業で出資を受けるのは現実的ではありません。

また金融機関からの融資といっても、民間の銀行などから直接融資を受けようとしても、創業時には受けにくいのが現状です。

キッチンカーで開業しようとしている方におすすめなのが、金融機関の中でも政府が100%出資している日本政策金融公庫からの融資

日本政策金融公庫は2%前後と比較的低金利で借入が可能で実績のない創業前の融資も積極的に行っています。さらに認定支援機関という専門家を経由して融資の申し込みをすることで、1か月~1か月半ほどで資金調達ができ、スピーディーな開業が叶います。

キッチンカー(移動販売車)で融資を受ける方法と手順をわかりやすくご紹介!

③コンセプトを決める

キッチンカーで販売するメニューや商材を決めましょう。

取り扱う商材によって、キッチンカーの営業許可を取得するのに必要な設備の規模や内容が変わります。

また、扱うメニューや商材を後から追加したり変更したりすると、保健所に相談してから改造、営業許可申請までのフローがやり直しになってしまうかもしれません。

キッチンカーの改造を始める前に、将来を見据えてどんな商材を取り扱うのか具体的に決めておくことが大切です。

扱う商材やメニューのバリエーションを考えるのと同時に、「コンセプト」を決めましょう。

合成保存料や合成着色料を一切使用してない食材のみを使用するなど、品質にこだわったお店づくりをコンセプトとしたり、使用している野菜はすべて地元の農家さんから仕入れたものを使用するなど生産地にこだわったりすると、一貫性のあるコンセプトになってお客様にも伝わりやすいです。

商品を決めてからコンセプトを決めることもありますが、反対に「先にコンセプトを決め、コンセプトに合う商材を考えたり、内装や外装を決める」という順番でも良いでしょう。

またコンセプトは他のお店と被ってしまうと、お客様から見ても魅力の違いが分かりにくくなってしまいます。

売れている事業に寄せたコンセプトにするよりも、独自のコンセプトを掲げてお客様にアピールしましょう。 

④出店場所を確保する

出店する地域の見当を付けるだけでなく、実際に出店する場所の詳細は事前に調査しておきましょう。

イベントへの出店を考えている場合は、イベント会場へ実際に足を運び、ほかのキッチンカーの営業方法などをチェックしておきましょう。また、主催者にイベントの規定を確認しておくことも重要です。

営業のやり方を確認することはもちろん、イベント側が出している規定の中で、「地域を管轄する保健所の規定では必要無い種類の営業許可が、このイベントに出店するためには必要」ということがあります。

これは保健所の指導通りに営業許可を取ることとは別の問題になるので、必ずイベントの主催側から情報を得ましょう。

⑤車の準備

キッチンカー営業での「店」となる、キッチンカーの車両を準備します。

キッチンカーの車両には新車よりも中古車を利用する方がおすすめです。

中古車は新車と比べて車両代が数百万円単位で安いケースが多く、メンテナンス費用を含めても安上がりです。

ただし中古車の場合は一見いい状態でも、外からは見えない部分に経年劣化や整備不良が隠れていることがあります。不調が多いとメンテナンスにもかなりの資金が必要になってしまうので、中古車は購入前に入念にチェックしましょう。

中古のキッチンカーについては、こちらの記事でより詳しく紹介しているので参考にして下さい。

中古キッチンカーの費用相場と購入前の注意点

車両を購入する以外に、キッチンカーをレンタルできるサービスもあります。

「事業が上手くいくか分からないので、最初は資金を節約して様子を見たい」という場合には検討してみましょう。

キッチンカーをレンタルして移動販売をはじめるには

ただし、本格的にキッチンカーを続ける場合、長期間レンタルを続けると費用が高くなったり、自分に合わない仕様が気になったりしてきます。

キッチンカーを本格的に続けよう!と決まった時点で自分の車を購入することをおすすめします。

株式会社フードトラックカンパニーでは中古のキッチンカーの他、ベース車両を中古で入手、整備してキッチンカーへ改造する事業を積極的に取り扱っています。

同時に営業許可の取得などに関しても相談できるので、初めてキッチンカーを開業する方は早い段階で問い合わせてみてください。

⑥車の製作や改造

ベース車両をキッチンカーへ改造する場合、キッチンカーの製作会社に依頼するか、DIYで改造を進めることになります。

元々キッチンカーであった車両を中古で購入した場合でも、自分の使いやすさや出店地域の保健所の営業許可基準に合わせての改装、微調整は必要でしょう。

どちらのケースでも、改造の内容は保健所の担当者とよく確認した上で決定、実行することが大切です。どんなに気合を入れて詳細まで気を使った改造をしても、保健所の営業許可が降りなければキッチンカーは営業できません。

専門的な技術や知識が不足している場合は、無理をせずキッチンカーの製作会社に依頼したほうが完成も早く、不備も出にくいです。

自力で改造する技術と知識を持っている場合でも、製作会社に依頼することで、改造に使う時間を節約し、レシピの考案や仕入先との調整など、他の準備に時間を使うことができます。

⑦保健所から営業許可を取得

キッチンカーの準備ができたら、いよいよ出店地域の保健所に営業許可の申請をします。

地域ごとに管轄する保健所が違い、別の地域の保健所で許可を受けても実際に営業することはできませんので、注意して下さい。 

どの地域の保健所に申請する場合でも、

  • 各種申請書類に記入、提出
  • 施設検査(キッチンカーの検査)の日程調整
  • 施設検査通過、もしくは再検査での通過
  • 営業許可証の交付

というのが営業許可を受けるまでの流れになります。

営業許可を取得する際の詳しい流れについてはこちらの記事で紹介しているので、参考にして下さい。

キッチンカー(移動販売)の営業許可を保健所で取得しよう!

⑧食材の仕入れ

食材の仕入先は、基本的には長い付き合いになることを想定して選びます。

仕入先によって味が違う食材は珍しくなく、仕入先を変更したら商品の味が変わってしまうこともあります。特に仕入れ価格を抑える必要ができたなどの理由で、十分に試作や比較検討をする期間が取れなかった場合に起こりがちです。

なお、キッチンカーである以上味にこだわりたいのはもちろんですが、遠方の業者から仕入れると食材の移送費などがかかります。

仕入れ先を選ぶ際は、食材の価格と味、移送費なども踏まえバランスを重視して判断しましょう。

⑨広告宣伝

キッチンカーを開業しても、お客様がいなければ運営は続けられません。

集客のためには広告宣伝を打つのが効果的ではありますが、メディアに広告を掲載しようとすると決して安くはないのが悩みどころ。

ここでおすすめしたいのは、TwitterやFacebook、Instagramなど、無料のSNSツールを利用した宣伝です。

宣伝の書き方や交友の広げ方などは人によって違うため、どのツールが宣伝効果を上げやすいかもまちまちです。

特に最初のうちはお店の存在を認知してくれる人を少しでも増やすため、メジャーなSNSの多くに同じように宣伝を投稿しましょう。

もちろんキッチンカーが軌道に乗った後でも、余裕を作って複数SNSへの投稿が続けられれば理想的です。

まとめ

キッチンカーの開業は、店舗型の飲食店に比べて開業が手軽と言われます。

確かに、店舗型に比べて大幅に少ない資金で開業できるケースが多いのは事実です。

とは言え必要な準備で手を抜いてしまうと、開業後の運営が上手く行かなくなってしまいます。

逆にこだわりの計画だからと言って準備に時間をかけ過ぎると、いつまでもキッチンカーを開業できません。

まずは現実的な、実現可能な範囲の事業計画を作成してみましょう。

特に初めてキッチンカーを開業する場合には不明点を調べる時間が長かったり、問い合わせ先が多かったりして、キッチンカーの開業や運営に必要な情報を収集、整理するのは難しいです。

株式会社フードトラックカンパニーではキッチンカーの製作・販売だけでなく、キッチンカーの開業についての相談、営業許可の取得代行などもサポートしており、開業までに必要な準備がすべて整います。

キッチンカーの開業を検討している方はぜひ相談してみるとよいでしょう。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。