【経験者が語る】自宅で英会話スクールを開業するための必読マニュアル!

【経験者が語る】自宅で英会話スクールを開業するための必読マニュアル! 起業のための資金調達 – 教育(塾・スクール・社員研修)
英会話スクール 起業

日本国内の英会話教育市場はオリンピック前に盛り上がりを見せると予測されています。

ご存知の通り、日本人の英語力の低さは先進国の中で以前から際立っています。特にアジア圏では韓国や中国と比較すると、一般家庭での英語教育へのモチベーションが低いようです。

そんな中、気軽にリーズナブルな価格で上質のレッスンが受けられる自宅での英会話スクールの起業が注目を集めています。

1. 自宅で開業することで設備費用を大幅にカットできる

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筆者は以前、大手英会話スクール(英会話のジオス)にスクールマネージャーとして勤務していました。日本中にスクールを持ち、海外校まであった大手の英会話スクールでしたが、入社後わずか3年後に経営破たんしたのです。なぜでしょうか?

 その理由としては、スクール数の多さによる固定費の圧迫、そして宣伝広告費と外国人講師への高額給与のツケが挙げられます。

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 英会話スクールに必要なのは英会話講師とレッスンをする場所、そして光熱費やテキストなどの備品ですが、その中で最も経費が負担になるのはレッスンをする場所です。生徒が朝から晩まで出入りするほど予約が入っている状態であれば別ですが、1レッスン最低3,000円のクラスはどう努力をしても曜日や時間帯によってはスカスカの状況でした。スカスカの状態の部屋に対しても日々家賃は発生します。家賃を払うためにレッスン料は必然的に高くなる。悪循環ですね。

 その後、個人事業主の方が開くオンライン英会話スクールでも勤務をしましたがかなりの生徒数で驚きました。フィリピンのセブにいる講師と日本の生徒の間をスカイプでつなぎ、1レッスン僅か400円程度の支払いだったため非常に好評でした。

このように、英会話スクールを開業するのであれば「場所のお金」をカットすることでレッスン料も安くできる→生徒が来る→講師の生活も安定して良いレッスンが提供できる、という良い循環になっていきます。

 2.自宅で英会話スクールを開業するための4つのステップ

①【ステップ1】レッスン場所の決定。オンラインも視野に入れる!

まずは英会話スクールを開く場所を決めましょう。今回の記事のテーマでは自宅としていますが、自宅の中でもどこをレッスン場所にするかは重要です。あまりにも生活感溢れている場では女性客は寄り付かないでしょうし、自分が女性の場合は自宅に男性を定期的に呼ぶのは問題です。

 自宅でレッスンをする場合、以下のポイントを考慮してください。

  1. 近所迷惑にならない時間帯や看板を考慮する
  2. 玄関から近い個室が望ましい
  3. 空調とテーブルと人数分のイスとホワイトボードとPCを用意する
  4. マンツーマンになる場合はできるだけ昼間にレッスンを行う
  5. 夜間帯はできるだけ他の家族がいる曜日かグループレッスンのみとする

②【ステップ2】講師の決定。外国人の雇用にはスカイプ面接もアリ!

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次に講師を決定します。日本人は外国人講師がとにかく好きですよね。特にアメリカ人やヨーロッパの方を好む傾向にあります。しかし、英語の初歩も知らない方にいきなり外国人講師をつけても非常に非効率です。

 もしご自身がTOIEC900点以上をお持ちで講師経験や海外留学経験もあるのであれば、講師料は必要ありません。あなたがレッスンをすればいいのです。TOEIC600~700点の場合はビジネス対応が難しいので子供英会話を始めるとよいでしょう。

 お友達に外国人主婦やフリーの英会話講師をしている方がいれば、「うちで〇曜日にレッスンをしてくれない?」と直接交渉してみましょう。または、外国人講師の掲示板から自分が気に入る講師を見つけ、LINEやスカイプから交渉することもできます。

 ③【ステップ3】コースの決定。単にしゃべり場の提供なのかカリキュラムを売るのか

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「英会話スクールは高い」これは、エステと並び日本人のほとんどが知る事実です。スーパーのようにいつでも人に必要とされる場所ではないため、家賃や講師料をキープするための資金が必要です。その分が、生徒様のレッスン料に上乗せされるため必然的にレッスン料が高くなるのです。

 英会話スクール業界では大きく見てコースは2つの傾向があります。1つは単にしゃべり場を提供すること。レッスン料は1レッスン1000円程度が理想的です。月謝払いや都度払いはユーザーに人気があります。英会話中級者は自分で学習する術がありますので、レベルを落とさない環境が欲しいだけなのです。そのため、講師は日本人でなくてもフィリピン人でもOKです。

 もう1つの傾向は、しっかりとしたカリキュラムで上達に重きを置いたレッスンです。子供英会話や大手企業に勤めていてお金を出せる人たちは、ひと月1~2万円でも支払いますが上達するかどうかというブランドを重視します。自宅で開業する場合、1年分のレッスン料を前払いにしてもらうのは難しいでしょう。

 ④【ステップ4】宣伝の決定。Web広告と地元のフリーペーパーで

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最後に必要となるのは宣伝です。英会話スクール業界は決して簡単に集客できる業界ではありません。ジオスやNOVAなどの元大手英会話スクールも月謝制となり今だ健在ですし、オンライン英会話スクールは老舗だけでなくDMM英会話などIT系企業もこぞって参入しています。

 そのため、宣伝をするには何か特別な特徴や価格の安さなど消費者に訴えられる明確なアピールポイントがなければ成功しません。英会話スクールだらけの地域で英会話スクールを開いても負けてしまうかもしれないので、事前に地域のフリーペーパーなども取り寄せ研究してから開業をしましょう。

 3.自宅で英会話スクールを起業する前の注意点

①開業届

個人事業を始めたことを税務署に申告するための書類が開業届です。提出しない場合は罰則が設けられる場合もあるので、忘れずに届け出しましょう。開業後1カ月以内の届け出が義務付けられています。

 ②確定申告

自宅に生徒を呼びお金をもらうのですから、年度末には最寄りの税務署に確定申告書を提出しましょう。

 まとめ

大手英会話スクールは高額なため、英会話を習いたい方の中にはオンライン英会話や個人の先生を探している方が多くいらっしゃいます。2020年の東京オリンピックを前に日本人の英語熱も高まる予測がされていますので、是非英語に自信のある方は自宅での開業を検討してみてください。      

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。