社労士の開業で失敗しないために必要なこととは?

社労士の開業で失敗しないために必要なこととは? 公開日:2018.07.10起業のための資金調達 – コンサル・士業
社労士開業のイメージ画像

社労士事務所が失敗してしまう原因3つとは?!

社労士としての資格を取得した人でしたら個人で事務所を開業したいと考えている人も多いはずです。今までどこかの社会保険労務士事務所での実務経験がある方でしたら、社労士の実際の仕事の進め方や営業方法などを知っているため、比較的順調に事務所を運営することが出来ます。 しかし、実務経験がない新人社労士の方でしたら、どのように顧客を獲得し仕事を進めていけばいいのかわからず、失敗してしまうことが多いのが実情です。 今回は、新人社労士ですぐに個人開業を目指している方のために、陥りがちな失敗例について説明していきます。

 1.新人社労士が開業で失敗してしまう理由とは

経験がない新人社労士がやってしまう失敗とは具体的にどのようなものなのでしょうか。

社労士 開業 図1

新人社労士で開業したばかりの人はいち早く顧客を獲得しようと、格安価格で宣伝してしまう傾向があります。ベテラン社労士の方でしたら、仕事量が増えたとしても職員を雇うなどをしてうまくこなしていけます。

しかし開業したばかりの場合は、すべての仕事を自分一人でこなしていかなければいけません。そのため、安く仕事を引き受けすぎるとあとで手が回らなくなってしまい失敗する可能性がありますので注意が必要です。

社労士 開業 図2

開業したばかりで、顧客の数がまだ少ない社労士の場合は、収入を安定化させるために行政協力に集中してしまうことがあります。たしかに、行政協力はすぐに仕事をすることができ、収入を得ることができるという点で非常に魅力的だといえます。

しかし、行政協力への依存は失敗の元です。中には行政協力に入り込んでしまって社労士としての仕事が見えなくなってしまっているケースがあります。

そのため、開業したばかりの間は行政協力で収入を得ることも一つの手ですが、行政協力ばかりに時間をかけずビジネスとしての社労士を常に意識するようにしましょう。

社労士 開業 図3

新人社労士としてデビューしたばかりの間は、実務としての社労士に慣れていないためプロ意識が欠如しているために失敗してしまう場合が多いです。しかし、社労士として自力で活躍して生計を立てていきたいのでしたら、プロ意識は常に持っていなければいけません。

そのため、社労士として開業すれば、自分が持っている知識や情報をどのように困っている人のために役立てて、報酬を得るべきかをしっかりと考えておきましょう。

自分の実力に対して、しっかりと報酬をもらえるようになってこそ真のプロフェッショナルといえます。

 

2.社労士が開業に失敗しないために必要なこととは

上記のように、社労士として開業しても経験不足から失敗してしまうことが多いのが現実です。

それでは社労士が開業に失敗しないためにはどのようにすればいいのでしょうか。

社労士 開業 図4

開業したばかりは、起業したばかりの中小企業への営業がおすすめです。

出来たばかりの中小企業は雇用契約や就業規則に対する認識が曖昧なため、社労士を必要としている可能性が高いからです。

そのため、中小企業へ営業をかければ新人社労士でも仕事を得ることができる可能性が高いです。

社労士 開業 図5

中小企業へ営業をして仕事を依頼されたら、まずは企業の保険に関する書類や手続きの業務を着実にこなしていきましょう。はじめは地味な仕事ばかりでなかなか大きな収入には繋がらなかったとしても、仕事を確実に進めていくことで顧客からの信頼を得ることが出来ます。顧客との信頼関係を築くことができたら、継続的に仕事を得る事ができます。

社労士 開業 図6

個でも年金問題について社労士に相談したいと思っていることは多いです。

現在、年金に関する問題が話題となっており、これからも制度が改正されていくことが考えられます。年金制度は非常に複雑で、一般の人にはわかりにくい部分も多いため専門家に相談したいという人も多いようです。

そういったことから、年金問題の相談を通して個人の顧客を獲得していくのも有効です。

 

まとめ

社労士の資格を取得した方にとって個人での開業は大きな夢だと思います。しかし、開業したからと言ってすぐに安定的な収益を得て、成功できるわけではありません。

特に新人社労士の場合は、実務の社労士としての経験がないために失敗してしまう事が多いです。

社労士の開業を成功させるためには、社労士としての意識と顧客獲得のための戦略が必須です。これから社労士としての開業を考えている方はぜひ、開業を成功させるために必要なことを把握しておきましょう。

 

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
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