運用会社は資金的な余裕を持つことが大切!融資を上手に活用しよう!!
リスティングやFacebook広告運用会社を設立し、独立しよう!とお考えの方は多いと思います。 運用会社では、広告費を立て替えることもあるため、資金的な余裕があった方が、売上が上がりやすいです。 では、リスティングやFacebookの広告運用会社が日本政策金融公庫や信用金庫から創業融資を受けるためには何が必要なのでしょうか? 今回の記事では、広告運用会社が創業融資を成功させるためのノウハウをご紹介します。
1.リスティングやFacebook広告の仕組みを理解させることが重要です!
日本政策金融公庫で融資を受ける場合には、ビジネスモデルを理解させることが非常に大事になります。
金融機関の担当でも、リスティングやFacebookの広告運用の仕組みを最初から知っている方もいるのですが、知らない方もいるのが現状です。
広告運用会社が、広告費の20%を手数料で請求するとします。
Googleやヤフーへの支払いが 1,000万円 手数料が 200万円
1,200万円を売上 1,000万円を仕入原価 |
として、計算する会社もあれば、
手数料の200万円のみ売上 |
として計算する会社もあります。
全く同じ業務を行っていたとしても、売上が1,200万円のケースもあれば、200万円となるケースもあるため、金融機関の担当が仕組みをすでに知っている方であれば、融資も進めやすいのですが、仕組みを知らない方だと、何度も丁寧に説明する必要があります。
金融機関の担当が若い方であれば、理解も早いことがありますが、年配の方が担当だった場合には、なかなか理解してもらえないことがあります。
・会社
・お客さん
・Googleやヤフーなど
3社がどのような関係性になっているかを図にして説明してあげるとよいでしょう。
2.広告運用会社が融資を受けるためのベストな進め方とは?
広告運用会社として独立を検討している場合、見込客がいらっしゃると思います。見込客のリストを作成しておき、提出することで、日本政策金融公庫の面談担当者に売上のイメージをさせることができます。
見込客と、そのお客さんがどれだけ運用費を使う予定で、いくら手数料をとれる可能性があるのかをシートでまとめておくとよいでしょう。
3.創業融資は、前職までの経験値が大事!
広告業界は、若くして独立する方も多いのですが、一般的には、6年以上の経験があれば融資は受けやすいです。
経験値が少なく、年齢も若い場合には、融資が受けられても少額であったり、融資不可となってしまう可能性もあります。
【ポイント】
どんな業種で独立する場合にも、今までの経験値で、融資の合否が左右されます。
今まで、広告運用会社で何年も勤務し、お客さんや、GoogleやYahooの担当者を知っているなど、多くの人脈を得たため、自分で独立することを決意した!というようなストーリーであれば、融資も受けやすいです。
4.自己資金は1円でも多く貯めよう!
現在は、自己資金の9倍まで借りられるという制度になっておりますが、数年前まで自己資金の2倍までしか借りることができませんでした。
自己資金の2倍程度しか借りられないケースが多いので、少しでも多く自己資金を貯めることが高額融資を決めるポイントになります。
5.1年以上かけて、自己資金を貯めよう!
日本政策金融公庫から融資を受けるためには、通帳を半年分必ずチェックされます。民間の金融機関から融資を受ける場合には、通帳を見られないこともありますが、日本政策金融公庫の融資面談では、必ず通帳原本を見られます、
中長期的にお金を貯めている方は、創業するために、計画的に貯金したのだ!という評価になるので、中長期的に自己資金を貯めている方は高額融資を受けやすいです。
6.高額融資のポイントは、認定支援機関を利用すること?
日本政策金融公庫の融資制度で、創業時には、
の2つが利用できます。
新創業融資制度を利用した場合には、支店決裁権が1,000万円なので、MAX1,000万円までしか借りられません。ご自身だけで、融資を受ける場合には、新創業融資制度を利用することになります。
中小企業経営力強化資金制度を利用した場合には、支店決裁権が2,000万円なので、MAX2,000万円まで借りられます。
認定支援機関を経由して融資を受ける場合には、中小企業経営力強化資金制度を利用できます。
つまり、借りられる可能性がある最大値が異なるため、中小企業経営力強化資金制度を利用して融資手続きを進めた方が借りられる金額が多くなります。
7.創業後、融資はすぐに融資を受けるべき!
個人事業主であれば、創業前
会社設立している方は、会社設立後、すぐ
に融資を受けるケースが一番お金を借りやすいです。創業して数か月はなかなか黒字にならないケースが多いです。
7割~8割程度の方は、半年程度は黒字転換しないといわれております。赤字が続いている状況で融資の相談にいっても、借りられないことが多いです。
つまり、赤字がでる前
つまり、創業してすぐに融資を受けることが大切です。
8.借入申込書を作成する
借入申込書については、別の記事で説明しておりますので、その記事をご確認ください。
9.創業計画書を作成する
創業計画書については、別の記事で説明しておりますので、その記事をご確認ください。
創業融資成功の鍵!「創業計画書」書き方とポイントを徹底解説!
10.日本政策金融公庫の担当者と面談
借入申込書や、創業計画書を提出した後に、日本政策金融公庫と面談をすることになります。
面談対策については、以下のサイトをご参照ください。
まとめ
広告運用会社が日本政策金融公庫から融資を受けるために何が必要かご理解いただけたでしょうか?
事前にしっかり準備をすれば、確実に日本政策金融公庫から融資は受けられます。ただし、ご自身で融資手続きを進めていると、7割程度の方は、落ちてしまいますし、借りられる額も減額されているケースがほとんどです。
どうやれば、希望額を借りられるのかを相談できる融資のプロに一度確認してみるとよいでしょう。
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平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/
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