ネイルサロンを開業するために必要な準備を解説

ネイルサロンを開業するために必要な準備を解説 2018.09.11起業のための資金調達 – 美容(美容院・ネイル・エステ・フィットネス)
ネイル サロン 開業

ネイルサロンの開業に向けて、どういった準備が必要なのか知りたい人もいますよね。

ネイルサロンの開業するために必要な資格や許可はありませんが、他店との差別化が求められます。

当記事では、ネイルサロンを開業するために必要な準備を解説しています。自宅での開業についても解説していますので、自宅でネイルサロンの開業を検討している人も参考にしてみてください。

個人ネイルサロン店は差別化が必要

個人でネイルサロンを開業するにあたって、他のネイルサロンとの差別化が必要です。個人ネイルサロンの場合、集客ができず、廃業してしまう傾向があるからです。

他店との差別化をすることにより、集客につながる場合があります。お客さんがネイルサロンを選ぶ基準としては、主に3つが挙げられます。

【ネイルサロンを選ぶ基準の一例】

  • 接客、技術
  • 料金、メニュー
  • お店の場所、雰囲気

ネイルサロンを開業する場合、他店との差別化を考え、自身の強みをアピールした集客を行いましょう。

ネイルサロンの継続は集客で決まる

ネイルサロンが継続できるかどうかは、集客で決まる傾向があります。集客においては、次の3つを意識して行いましょう。

【集客において意識すること】

  • SNSの活用
  • ホットペッパービューティーの活用
  • リピーターの獲得

新しくネイルサロンを構える場合は、まずお客さんを集める必要があるため、集客が必要です。ネイルサロンを開業したい人は、集客の参考にしてみてください。

SNSの活用

ネイルサロンを開業する際には、InstagramやTwitterなどのSNSを活用した方法が挙げられます。 SNSはすぐに始められ、リアルタイムで発信できるからです。

SNSを活用しフォロワーを獲得することで、見込客になる可能性があります。すでにフォロワーを抱えている場合は、ネイルサロン開業の内容を投稿すればフォロワーの中から来店につながることがあります。

一方、これからSNSのアカウントを作る場合、店内の写真やお客さんの実例を投稿するなどして、フォロワーを獲得しなければなりません。

フォロワーを獲得する方法としては、主に3つ挙げられます。

【フォロワーを獲得する方法の一例】

  • 定期的に投稿する
  • ハッシュタグをつける
  • 「いいね」やコメントをしてもらえるような投稿をする

SNSを見た人に向けてキャンペーンを展開するなど、SNSを活用した集客を検討してみましょう。

ホットペッパービューティーの活用

ネイルサロンを開業する際には、ホットペッパービューティーを利用して集客する方法が挙げられます。

ホットペッパービュティーを使ってネイルサロンを探すとき、地域から検索する傾向があります。ホットペッパービューティーに自身のサロンを載せておくと、店舗周辺近くのエリアで探している人にサロン情報を表示することができるため、集客につながる可能性があります。

ただし、ホットペッパービュティーへ掲載するには費用がかかります。ホットペッパービューティーに掲載したいと検討している人は、ホットペッパービューティーの公式サイトから問い合わせしてみましょう。

リピーターの獲得

お客さんを集客した後、そのお客さんにリピーターになってもらわなければなりません。定期的に来店してもらうことで、サロンの売上が安定するからです。

リピーターを獲得できれば、売上が安定するだけでなく、新規客を紹介してもらえる場合があります。リピーターになってもらうには、また来店したいとお客さんに思ってもらえるような施策を検討しましょう。

リピートを促す施策としては、主に3つが挙げられます。

【リピートを促す施策の一例】

  • 会計時に次回の予約をしてもらう
  • 定期的にメッセージを送る
  • 来店時にポイントを付与して、ポイントに応じたサービスを提供する

ネイルサロンを開業する場合、新規客の集客に加えて、リピーターを増やす施策にも取り組む必要があることを留意しておきましょう。。

ネイルサロンを開業するために必要な資格や許認可はない

ネイルサロンを開業する上で、必要な資格や許認可はありません。飲食店や美容室を開業する場合であれば、保健所に許可を申請しなければなりませんが、ネイルサロンの場合は不要です。

一方で、ネイルサロンは資格なしで開業できるため、技術や知識が不足していても開業できます。 そのため、思っていたサービスが受けられなかったとして、クレームにつながる場合があります。

ネイルサロンを開業するために資格や許認可は必要ありませんが、ネイルに関する技術や知識は必要であることに留意しておきましょう。

ネイル技能検定を取るとお店の信頼が増す

ネイルサロンの開業に必須ではないですが、ネイル技能検定などの資格を取得しておくと、お店の信頼が増す傾向があります。ネイルの知識と技術を身につけるためだけでなく、SNSやホットペッパービューティーなどにもネイル技能検定を取得している旨を記載することで、集客につながる可能性があります。

ネイルに関係する資格としては、主に4つあります。

【ネイルに関連する主な資格】

  • JNECネイリスト技能検定試験(公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)
  • JNAジェルネイル技能検定試験(NPO法人日本ネイリスト協会)
  • ネイルスペシャリスト技能検定試験(NPO法人インターナショナルネイルアソシエーション)
  • ネイルサロン衛生管理士(NPO法人日本ネイリスト協会)

上記の中でもっとも有資格者が多いのは、JNECネイリスト技能検定試験です。JNECネイリスト技能検定試験は1997年から始まった試験であり、約90万人以上の受験者実績があります。JNECネイリスト技能検定試験の2級を募集条件にしているネイルサロンもあるので、JNECネイリスト技能検定試験は一定以上のネイリスト技能がある証明になります。そのため、資格を取得したい人はJNECネイリスト技能検定試験を検討してみましょう。

ネイルサロンを開業するための必要な手続き

個人事業主として、ネイルサロンを開業する場合には管轄の税務署に開業届を提出しなければなりません。開業届のフォーマットは国税庁の公式サイトからダウンロードできます。

また、青色申告をしたい場合、管轄の税務署に所得税の青色申告承認申請書を提出します。

青色申告をすると、確定申告において最高65万円の特別控除を受けることができます。そのため、開業届と一緒に所得税の青色申告承認申請書を提出するとよいでしょう。

管轄する税務署は、国税庁の公式サイト「税務署の所在地などを知りたい方」で調べられるので、管轄の税務署が分からない人は確認してみましょう。

ネイルサロンを開業する場所を決める

ネイルサロンを開業する場所を決めましょう。どういったお客さんに来店してほしいのかを意識することにより、店舗場所が決めやすくなります。

「勤務先の近く」「ターミナル駅や複数路線が乗り入れる駅の駅近」「繫華街」「オフィス街」「住宅街」などさまざまな条件から、固定客やフォロワー、知人友人、集客した人に来店してもらえる物件を探します。

また、現在勤めているネイルサロンから独立する場合、勤務先であるネイルサロンの近くで開業したほうが抱えている顧客は来店しやすいです。

ただし、勤務先の付近で新たに出店するのを禁止しているネイルサロンもあるため、ネイルサロンに勤務している人は勤務先に店舗場所を相談してみましょう。 

自宅で開業するメリットとデメリット

自宅でもネイルサロンを開業できます

自宅でネイルサロンを開業する上での主なメリットとデメリットが次の通りです。

自宅開業を検討している人は、メリットとデメリットを踏まえて決めましょう。

 【自宅でネイルサロンを開業する上でのメリットとデメリット】

メリット

・初期費用を抑えられる
・予約が入っていない時間に家事をこなせる
・通勤が不要

デメリット

・自宅サロンに通うことに抵抗がある人もいて、新規客を集客しにくい
・自宅住所を公開するリスクがある
・近隣住民から苦情がくるリスクがある

自宅で開業する場合、初期費用が抑えられるのが主なメリットのひとつです。しかし、自宅にお客さんを招くため、家族や近隣住民とトラブルになる可能性があることを頭に入れておきましょう。

ネイルサロンは100万円程度で開業できる

場所や店舗物件によりますが、ネイルサロンを開業するには、100~200万円程度の資金が必要です。

ネイルサロンを開業するためにかかる主な費用としては、次の3つが挙げられます。

【ネイルサロンの開業に必要な費用】

  • 物件取得費用
  • 内装費用
  • 什器・備品費用

物件取得費用

物件取得費用は、店舗となる物件を借りるためにかかる費用をいいます。主に「保証金(敷金)」「礼金」「仲介手数料」「前家賃」が挙げられます。

自宅を賃貸する場合と比較すると、事業用の物件を賃貸する場合は初期費用が高く設定されている傾向があります。

たとえば、物件によって異なりますが、保証金(敷金)は賃料の3か月~6か月分、礼金と仲介手数料がそれぞれ賃料の1か月で設定されているケースがあります。そのため、家賃が15万円の物件を借りるとすると、75万円~120万円程度の費用がかかります。

物件を探すときには家賃で選ぶのではなく、「保証金(敷金)」「礼金」「仲介手数料」「前家賃」の合計がいくらかかるのかを確認するようにしましょう。

内装費用

内装費用は、店舗の内装工事をするための費用をいいます。店舗内の「壁」「床」「空調」「電気」「トイレ」「照明」の工事が挙げられます。

物件次第で費用が異なり、特に自宅開業の場合はほぼ内装工事をしない場合もあります。

自宅で開業する場合、生活感を感じさせないように意識しましょう。お客さんは、ネイルサロンに対して清潔感や落ち着ける空間を求めている場合があります。

そのため、施術スペースだけでなく、玄関から施術スペース、そしてトイレまでの導線も含めて、内装を意識することでリピートにつながる可能性があります。

什器・備品費用

什器・備品としては、主に「テーブル」「いす」「ソファー」「ネイル用品」が挙げられます。

ネイルサロンは、施術時にお客さんが座るいすにこだわる傾向があります。長時間座っていても快適に過ごせることにより、顧客の満足度が高まる場合があります。いすといってもさまざまなタイプがあり、1万円以内~10万円以上するいすがあります。内装と合った什器や備品を選ぶことで、ネイルサロンの雰囲気がまとまるでしょう。

他にも、自身が通ったことがあるネイルサロンの什器や備品を参考に、揃えてみるのも選択肢のひとつです。

什器・備品はこだわると何十万円もかかってしまいますが、リピーターを獲得できるかどうかに影響する場合があるので、内装工事と合わせて顧客に来店したいと思われるようなネイルサロン作りを目指しましょう。

資金調達についてプロに相談する(無料)>
株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://inqup.com/