建築系業種「塗装業」資金調達開業マニュアル

建築系業種「塗装業」資金調達開業マニュアル 起業後の資金調達 – 不動産(販売・仲介・内外装・リフォーム)
日本政策金融公庫 塗装業 資金調達

日本政策金融公庫から融資を受けて資金調達!

個人で数年間経験されて、その後独立を検討される方が多い業種として、建築系の方々から、多く相談をいただきます。
親方から技術を学び、自分自身の力で挑戦したいと考えた際に、重要になる、資金の準備の仕方について、今回も説明していきます。
建築業の中でも今回は「塗装業」の方専用の資金調達方法マニュアルをご案内したいと思います。
計画的に独立を考えている方はもちろん、取引先からの声がけで、急遽、独立が必要になってしまった場合も、しっかりと準備すれば融資可能性を高めることが可能です。v

 

開業予定時期を決める

 

開業の予定時期を決めたら、大事になるのが、

自己資金の管理です。

 

塗装業の場合、現金手渡しで給料をもらうこともあるので、

独立を将来にわたってする計画がおありになるなら、

ぜひ、もらった給与を銀行口座に全額入金するように習慣づけてください。

 

というのも、現金商売の場合、手元の資金の流れがわからず、金融機関に対して、

説得がしにくくなることがあります。

雇用されている時期はぜひ、給与を明確にし、しっかりと金融機関で管理しましょう。

確定申告を必要とする場合も同様で、自己資金を手元で管理するのではなく、

売上としてしっかり口座に入金するようにしましょう。

生活費で使うから入金する必要ないという会話もよく聞きますが、

あくまで、融資を通すためですので、お手間がかかったとしても入金することをおすすめします。

 

1.自己資金の確認

 

そのうえで自己資金がどの程度あるのか、

確認しましょう。なんといっても非常に大事になるのが自己資金です。

経営者として自己資金の貯蓄をしっかりする計画性があり、

お金の管理をすることが出来る人という印象付けができると面談時に、

非常に価値があります。

まずは30万円貯めることを目標に計画を立ててみるといいと思います。

 

2.独立した場合の販売先確認

 

次に必要になるのが、独立後の販売先の確認が重要です。

というのも、独立後の販売先が確保できているのかどうかがわかれば、

売上の想定ができるからです。

そこで、よくしていただく準備として下記いくつか例を挙げてみました。

 

  • 提携先の契約書
  • 提携先からの発注書
  • 提携先への見積書
  • 提携先リスト

 

の4つを作っていただくことが多いです。

日本政策金融公庫の担当者も融資を否決にしたいわけではなく、

面談の中で通すための情報を探ってくれていますので、

こういった販売先からの売り上げの見込みが、

算出できると、起業後も売り上げが安定して見込めて、かつ、

融資の返済もちゃんと行ってくれると信じてくれやすいです。

 

3.独立後の既存顧客数を仮定して算出する

 

非常に重要になる売上見込みの計算の仕方についてです。

塗装業の場合、

 

 

大きく分けるとこの3つが考えられます。

そうなったときに独立後の体制として、

1~3の割合がどの程度になるのか、考えておくといいでしょう。

 

例えば、①の本人が現場にいくことがメインの場合、

1日に現場をいくつできるのか考えて、計算するとわかると思います。

1日1現場×8万円×20日稼働=160万円

となります。

そうすると原価や経費を考えても所得として自分の給与もわかりやすくなるでしょう。

「20か所の現場を紹介してくれる先が○○建設です。」となるとなお説得力のある話ができると思います。

 

②の場合、

依頼を受ける先のリストと、外注予定の企業あるいは個人の情報も持っていると説明がしやすいです。

1日3現場×8万円×20日稼働=480万円

2現場×外注費5万円×20日稼働=200万円

という計画を立てられるといいでしょう。

 

社員雇用する③に関しては、

給与の想定と現場数を計算しておくとわかりやすくなるのでいいでしょう。

1日2現場×8万円×20日稼働=480万円

30万円の人件費その他経費/月

 

売上を上げられる証拠と、

売上から手元に残せる金額を調整できる仕組みかどうかが非常に大事になります。

 

4.業績推移を作成してみる

 

三番で作成した月間の数字を基に、

月間の経費等も考え、月間収支計画と年間業績推移を作ってみましょう。

 

お客様から下請けとして受注見込みがどの程度あるのか、

直でお客様から獲得することが出来るのかを分けて数字を作るとより、

正確な計画を作れるでしょう。

面談時に質問されても具体的に回答が出来ると実際に売上が上がる見込みが高いことが証明できるため、面談前に検討し準備しておきましょう。

 

5.必要書類の準備をする

 

①物件の仮押さえをする

塗装業の場合、ご自宅を事務所として構える場合もありますので、

ご自宅の賃貸契約書がご本人名義の場合は準備しておきましょう。

事業用に車の駐車場を契約する場合、費用として見込めるため、

契約書面も準備しておくといいでしょう。

事務所として、別で借りる予定の場合は、

仮申し込みが必須になるので、気に入った物件が出てきたら、.

仮申し込みをして、審査に望みましょう。

その際に係る、敷金や保証金などがどの程度かかるかも不動産屋に確認しておくとスムーズに面談が行えます。

 

②必要な工具や車両を整理し、見積もりを準備する

見積もり書は、今後かかる経費として非常に重要です。

例えば、工具に関しては、自分の持っているもので使えるものもあるかもしれませんが、

最悪の場合、買い替える必要があるものの見積もりも念のため取っておきましょう。

また、車両に関しては、いくつか候補をあげて、中古の市場でもピンキリになるので、

全体像を見ながら決めていくことをおすすめします。

全体像について決める際は、融資アドバイザーなどの専門家に相談するとずれもなく、

日本政策金融公庫の担当者に説明が出来るので、失敗しにくくなるでしょう。

 

6.借入申込書を作成する

 

準備が整ったら、

日本政策金融公庫の借入申込書を記入しましょう。

 

おススメの借入申込書の説明されているページです。

日本政策金融公庫の融資の申込み「借入申込書」の書き方とは? 

 

注意いただきたい点は、

借入申込書は面談時に一番に日本政策金融公庫の担当者が見る書類です。

ぜひ丁寧に記載しましょう。

注意が必要になるのはいくつかサイトにも記載があるので、

ご確認ください。

 

7.創業計画書を作成する

 

創業融資成功の鍵!「創業計画書」書き方とポイントを徹底解説!

 

 

当然のことですが、

なるべく埋めることが重要です。

わからない場合は

顧問契約予定の税理士や認定支援機関、融資アドバイザー等に質問してみてください。

当然、公庫の窓口で確認いただくことも可能ですので、しっかり時間をかけて作りましょう。

 

8.公庫面談

 

 成功事例と失敗事例で学ぶ!日本政策金融公庫の面談対策!

 

大事なことは資料に記載されている状況を正確に伝えることに注力しましょう。

日本政策金融公庫の担当者に信じてもらう事も非常に重要です。

過去の経歴を記載する欄がありますので、

その点についても正確に記載し伝えるようにしましょう。

日本政策金融公庫の持っている情報とのずれがあると一気に信頼を失いますので、

注意してください。

 

9、融資成功

 

面談後、追加で指示された書類等を準備して、2週間~3週間ほどで通常、回答をいただけることが多いです。

電話で連絡がくることが多いので、公庫の電話番号を登録しておくといいでしょう。

知らない番号だからと言って出ないと融資の話が進まないことになりますので、注意してください。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。

塗装業の方たちの創業について記載しました。

スタート開業時に、資金調達を上手に使い、

外注の利用や、雇用をしていくことで、事業の拡大計画を早めることも、

売上を上げていくことも可能にするはずです。

お忙しい中で、準備が難しい場合は融資アドバイザーと共にぜひ、挑戦してみてください。

 

 

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。