大人気のECサイトを作ってみませんか?難しいことなどありません。
年々、ECサイトの数や市場規模が広がっている中、せっかくECサイトを開設しても誰の目にも触れないサイトになったらなんの意味もありません。
今回は人気のECサイトにするためのノウハウを公開します。
正しい解決策を知ることでより良い運営を行いましょう。
1.ECサイトを上手に運営するコツ
ECサイトを運営するコツを知ることで、無駄のない運営と利益率のアップに繋がっていき結果として成功を収めることが可能になっていくのです。
(1)ターゲットを絞って差別化
ネットショップを開設する際は、「ターゲット」を絞りこむことが重要です。
ターゲットを絞り込むことで「かえって顧客の幅が狭くなり、売上が落ちるのではないか?」と考える方もいらっしゃると思いますが、実際はそうでもありません。
ネットでは求めているモノに対して具体的なキーワードでショップを探すことができるので、広いフィールドで戦うよりもピンポイントで勝負する方が自社ショップに来てもらえる可能性は大幅にアップします。
(2)顧客視点に立った運営をする
ターゲットが決まったら次にするのは、ユーザーが使いやすいサイトの制作です。
ユーザーは欲しいと思っているモノや情報を検索し、サイトに訪れてきます。
その際、求めているモノにユーザーが正しくたどり着くように誘導する必要があります。
例えば、シニア世代が孫へのプレゼントを探すためのサイトを制作した場合、サイト側は商品を選びやすいように商品写真や文字のフォントを大きくしたり、お問い合わせフォームをわかりやすくしたりするなど、シニア世代に使いやすくすることで求めているものの場所まで正しく誘導することができます。
上記のようにターゲットとなる顧客の視点に立ちサイトを構築し、キャンペーンを実施することで、消費者の心を打ちリピーターが増えていきます。
(3)ファンを築いていく
ECサイトの集客に使われる手法として有名なのが「SEO対策」や「リスティング広告」などですが、近年ではメディア展開をすることで親密な関係を築く「コンテンツマーケティング」や、個人のSNSやブログなどで様々な人から支持をされているインフルエンサーが商品を動画やSNSを使い紹介する「インフルエンサーマーケティング」が注目されています。
質の高いコンテンツを継続的に提供することや人気のインフルエンサーを使い情報を発信することで多くのユーザーの目に留まる可能性が増え、結果としてサイトのファンとなる見込み客の獲得ができます。
またコンテンツを積み重なることで、検索エンジンからの評価も高くなりSEO対策にも繋がっていきます。
しかし、コンテンツマーケティングは結果が出るまでには膨大な時間がかかるケースもあります。それでも、コンテンツを継続的に作り続ける必要があるため、当然コストもかかってきます。
(4)SNSで情報を発信する
SNSのメリットは手軽に始められて、かつ顧客と直接的にコミュニケーションも取れるということです。
メディア展開をすると同時にTwitterやFacebookを活用してコラムの更新や入荷情報などの最新情報を配信しましょう。
Instagramなどではデザイン性が重要視されます。
撮影風景やインテリアなどのオシャレな写真を載せることで購買意欲を搔立てるのです。
SNSはブログと異なり、シェアしたり、お気に入り登録をしたりすることができます。
どんな内容なら顧客もしくは見込み顧客が周囲の人にも広めたくなるのかを意識することが大切です。
(5)商品の伝え方
ECサイトの大きな壁の一つが「商品を実際に手に取ることができないこと」ということです。
買い物に行かなくても商品が買えるという利便性はあるものの、納得して商品を買ってもらえるのかが大きな課題と言われております。
多くのECサイトは画像を軸に商品紹介をしていますが、最近では商品動画を制作し競争力を高めているECサイトもあります。
そもそも日本企業全体で動画コンテンツの需要が高まっており、EC消費者が実物を確認できない不安などにたいして、動画を使い伝えることで十分な情報を提供することで緩和ができるからです。
以下のような内容の動画が多くあります。
・全方向から見せる「商品の詳細」
・消費者の信頼感を与える「原材料や製造工程の紹介」
・商品の設定/操作方法などを説明する「使い方」
・購入後のイメージを膨らませる「実際の使用シーン」
・購入者の感想や体験を伝える「お客様の声」
など、文章で伝えきれないことは動画で紹介し、ファッションから雑貨、食品までEC動画は多様化の道を進んでおります。
このように画像やランディングページLPだけで商品を紹介するのではなく、より詳細でわかりやすく商品を紹介することが売り上げの増加につながり、リピートにつながっていきます。
(6)メルマガを活用する
新規顧客の獲得も大事ですが、購入してくれたお客様にまた来てもらえるような対策を行うことがECサイトにおいてはとても重要になります。
その対策で最も多く活用されているのが「メルマガ」です。
チラシやダイレクトメールと違い、コストを安く抑えることができるのが特徴で、希望するタイミングで配信できるので、お客様に対して商品やショップの訴求がしやすくなります。
ECサイトごとにメルマガに対する考え方は違いますが、ある企業のECプロモーション調査をしたところ、メルマガを開封したことがある人は8割以上とも言われており、タイトル次第では一件のメルマガだけで数十万円~数百万円の売り上げを立てることが可能です。
①メルマガはタイトルで開封率が決まる
メルマガのタイトルで大切なことは「タイトルを見ただけでメルマガの内容をイメージできるかどうか」です。
お客様は、自社サイトだけではなく他社サイトなどたくさんのメールを受信しています。
そのなかでも注目されるポイントをタイトルに書き入れないといけません。
具体的な数字や商品名、またはセール文言など目を引く内容をタイトルに入れていきましょう。
例えば、「人気ベスト10商品が今なら1000円割引」「今日23:59まで30%OFFセール実施」などは購読意欲や開封したいと思わせることができ、売り上げにつながっていきます。
またユーザーに送る際に20代に60代向けの商品を紹介したメルマガを送っても意味がありません。
ユーザー層やユーザー特性を考慮した上で、メルマガ配信を行うことを心がけましょう。
②サンクスメールの送信
アフターフォローはネットショップで商品を購入してくれたユーザーの満足度を高めることが可能です。
サンクスメールとは
ECサイトの主な会話にはメールを利用します。
顔が見えないからこそお客様は「気遣い」を強く求めています。
そもそもECサイトは注文から発送までに、3種類だけのメールを送るのが一般的です。
その一方でリピートが多いECサイトは4種類のメールを送っています。
発送完了後にサンクスメールを送ることで、お客様はお店からの気遣いを感じリピート率につながっていきます。
また、手書きの手紙を同封するのもいいでしょう。
労力はかかりますが商品と一緒に手紙を同封することはメールよりも効力があります。
実際、リピーターが増加するだけではなく、お客様のほうからお礼の手紙をいただくことがあるようです。
サイト利用したお礼や季節の挨拶などの簡単な挨拶文や感謝文でも良いと思います。
少なくとも手書きの手紙を嫌に思う方はいらっしゃいません。
少しの思いやりがファンを増やす糸口になります。
2.参考人気ECサイトを紹介
(1)as know as
http://asonline.asknowas.com/p/default.aspx
女性を中心に人気を集めているアパレルブランド通販サイトです。
6種類のブランドラインを展開し、細かいカテゴリーに分ける一方で「週間ランキング」などの人気の商品をすぐに把握できる仕様になっております。
また、店舗スタッフのコーディネートなどが確認でき、着用イメージが湧きやすくする思考が巡らせてあります。
(2)ニッピコラーゲン化粧品
スキンケア商品やサプリメントなどを扱うヘルスケア通販サイトです。
「定期販売」や「クイック注文」などの機能を取り入れており、商品の販売だけでなく、コンテンツマーケティングにも力を注いでいます。
(3)kimito
七宝焼き・着物の帯留めなどを販売している通販サイトです。
デザイン性が高く、ターゲットも女性中心と幅広く、目を引く商品を多数用意しています。
まとめ
ECサイトではユーザーが見えない分、細部まで思いやりを巡らせることが大切になります。
丁寧な対応を心掛けることで最終的には運営者の利益へ直結していくことでしょう。
ぜひ上記の取り組みを試してみてください。
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平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
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