整骨院の広告作成には注意が必要!

整骨院の広告作成には注意が必要! 起業後の資金調達 – 接骨院・介護・福祉・医療
整体の画像

広告規制を守って正しい広告を作成しましょう。

柔道整復師やあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師にはそれぞれ柔道整復師法、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師法という法律があります。 その法律には広告に対する制限が設けられています。開業時や開業後に定期的に整骨院の 情報をたくさんの人にお知らせしたいと作成したチラシが、実は法律違反に該当する!と 言われたらびっくりしますよね。そこで、整骨院の広告を作成する際に注意すべき点等についてご紹介します。

1.整骨院の広告には制限がある

整骨院や鍼灸院の広告には表示できる内容に制限があります。この広告の制限は柔道整復師法、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律という法律で定められています。

(1)広告制限の対象となる広告

 広告制限の対象となる広告

広告制限の対象となる広告は上記のように、不特定多数の人を対象とした広告です。

治療院などで患者さんに渡している配布物や、治療院の中に張り出している掲示物などは広告制限の対象外となりますが、配布用に作成した物を治療院の外に向けて張り出したりすると、広告制限の対象となってしまうため注意して下さい。

(2)広告制限に違反すると罰金がある

広告制限の違反があると、管轄の保健所などから指導が入ります。

広告制限の違反した場合には30万円以下の罰金を命ぜられる可能性もあります。

広告制限に対する指導は年々、厳しくなっています。広告会社等に制作を依頼する場合など、広告制限についての理解を確認しておく必要があります。

2.広告制限の理由

広告制限については、平成29年10月1日より、「違法な広告により患者を施術所へ施術を受けるように誘引してはならないこと」という項目が追加されました。

整骨院等の広告に厳しい規制があるのはなぜなのでしょうか?

広告制限の一番の目的は患者さんの保護です。

患者さんが誤解を受けるような表現を規制することで、患者さんが正しい選択を出来るようにするという目的があります。過大広告等により、患者さんに不利益が生じないようにするということを目的としていると理解しておきましょう。 

3.広告を出す際に注意すべきポイント

整骨院の広告には厳しい規制があるという事がわかりました。しかし、整骨院としては患者さんに来てもらわないと始まりません。

では、どのような点に注意して広告を作成すればよいのでしょうか?

(1)チラシ作成時の注意点

柔道整復師法、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師法によって定められている内容であれば、広告に記載することが出来ます。

広告に記載できる内容

注意すべき点は「治療」という表現です。柔道整復師もあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師もすべて国家資格ですが、医療行為を行うことは出来ません。

「治療」という表現は「医療行為」と混同してしまう可能性があり、患者さんの誤解を招く可能性があります。

そのため、「治療」という表現を使うことが出来ませんので注意してくださいね。

(2)他の法律にも注意しておく

柔道整復師法やあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律の広告の制限以外にも、「景品表示法」や「薬機法(薬事法)」なども注意しておきましょう。

景品表示法や薬機法は、広告制限の対象外となるホームページや院内に掲示しているポスター等も対象となります。

患者さんの誤解を招くような誇張した表現や、根拠のないデータでの優良誤認表示などに注意する必要があります。特に、患者さんの感想などを院内に張り出すさいに、「上記の感想は個人の感想です。」「施術による効果には個人差があります」などの

打ち消しの表示を使われると思いますが、この打ち消しの表示が小さすぎて読めない、背景と一体化してしまってわからない等、記載していることが分かりづらい表示になっていると、景品表示法違反になる可能性があります。

打ち消し表示を使用する場合には、誰が見てもはっきりとわかるように記載しましょう。

打ち消し表示ははっきりと

(3)個人情報や著作権にも注意を

患者さんの写真をホームページなどに使わせてもらう場合には、当たり前ですが、ご本人の許可を得てから撮影や掲載を行うようにしましょう。

また、インターネットなどでダウンロードした画像などを、チラシやホームページに無断で使用すると、著作権法違反となる可能性があります。

商用可能な画像をダウンロードすることができるサイトを通じて、利用しても良い画像を取得して使うようにしましょう。

4.広告規制をしっかり守って、正しい広告を活用しましょう!

チラシは「知ってもらう」というキッカケとして利用することが出来ます。

広告規制を守って、必要な情報を正しく記載し、それを定期的に配布することで、患者さんの記憶にインプットさせることが出来ます。

整骨院を探す時に家から近いところを探しますよね。よくチラシを目にしているうちに、

「あのチラシの整骨院ってあそこにあるんだ!」と繋がり、整骨院を探す時に思い出すキッカケになります。

チラシに整骨院の基本情報を記載し、そこからホームページへ誘導することも出来ます。開業直後だけでなく、定期的にチラシの配布を行って認知を上げていくようにしましょう。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。