上手な整骨院の経営とは?
整骨院の開業にはどれくらいの資金が必要なのでしょうか。 整骨院と開業するにあたって、まずは開業資金をしっかりとシミュレーションする必要があります。 開業資金のうちで、もっとも大きな費用が物件取得費です。 主に保証金は最低でも家賃6ヶ月以上、時には24ヶ月分が必要なこともあります。 基本的に保証金は返金されますが、返却されるタイミングが契約によって様々なので、契約前にしっかりと確認をしておきましょう。 初回家賃は契約月の月末までの日割り分と翌月分ですが、契約日を内装工事開始日にするなどして、できるだけ賃料を抑えるようにしましょう。 また、設備投資も必要です。内装工事費や必要な機材の購入費ですが、特にこだわりがなく、シンプルなもので済ませたいならば費用を抑えることができます。 機材は購入する方法と借りる方法があります。借りる場合は所有権が無く、途中解約できませんが、初期費用無しで機材を調達することができます。 最後に必要になるのが開業費です。ホームページの作成費やチラシの作成費、広告費など、開業にあたって必要となる経費のことです。 宣伝は店の集客力を高めるにあたって必須のものですので、手を抜かずに積極的に行っていく必要があります。 開業後、安定して店舗を経営していくためには常に黒字を続けていく必要があります。 そのためにはしっかりと利益を上げる必要があります。 利益にはさまざまな種類がありますが、中でも経常利益をプラスにして黒字にする必要があります。 経常利益とは、売上高から原価、経費、営業外損益を差し引いた金額です。 経費と店舗の経営に必要な費用で、具体的には人件費や家賃、水道光熱費などが含まれます。 営業外損益とは営業活動以外に発生した費用のことで、具体的には金融機関からの借入金に対する利息などが含まれます。 その経常利益をプラスにするために損益分岐点となる売上高を把握しておきましょう。 損益分岐点とは黒字と赤字の境目となる点で、黒字を出すための最低限の売上高です。 損益分岐点売上高は原材料費など毎月変わる変動費と家賃など毎月固定の固定費を足し合わせる事で求めることが出来ます。 黒字経営を継続していくためには、常にこの損益分岐点売上高を上回る売上を上げることを考えておきましょう。 しかし、この金額が売上の目標ではないことに注意が必要です。 将来何かあった時のために貯金をしておかなければなりませんし、開業資金を回収する事も考えなければなりません。 それらを考慮した上で、目標となる売上を目指すようにしましょう。 利益を伸ばすためには、売上高を上げるか、もしくは経費を削る必要があります。 売上を伸ばすためには客数を増やさなければならず、集客力の向上が一つのカギとなります。 集客力を高める方法として、特に効果的なのがインターネットを活用したWEBマーケティングです。 SNSやブログといった無料のツールを使えば、広告費を掛けずに集客力をたかめることができますので、高い費用対効果が期待できます。 また、客単価を上げるのも一つの手です。 しかし、整骨院は競争が激しく、値上げをすることは現実的に厳しいと言えます。 そこで、メニューを増やすという方法がおすすめです。今までのメニューの金額は変えずに、より高いメニューを増やせば客単価を上げることに繋がります。 費用を下げるのも利益を上げる効果的な方法です。 整骨院の場合、人件費が費用の大部分を占めます。 しかし、むやみに人件費を削るのはスタッフのモチベーション低下につながりますので、アルバイトの活用がおすすめです。 アルバイトと仕事と作業を分割し、効率的に業務を行うことが出来るようにしましょう。 人件費を抑えることが出来れば、経常利益も上がりますので、経営を安定化させる第一歩となります。 整骨院は競争の厳しさから生き残るのが非常に難しい業界の一つです。 しかし、開業や経営にあたってしっかりと資金計画を行い、黒字を出し続けることが出来れば、より店舗の規模を大きくしたりなどして収入を増やすことが出来ます。 資金計画は経営の安定化のためには必須です。 開業後、安定的な経営を続けていくために、これから整骨院ンオ開業を考えているという方は是非、この機会に自らの資金計画について見直してみてはいかがでしょうか。 中小企業庁の認定を受けた認定支援機関である株式会社SoLabo(ソラボ)が、 新規創業・開業の相談受付・融資支援業務、既存事業者の融資支援業務(金融機関のご提案・提出書類作成支援・面談に向けたアドバイス・スケジュール調整等)
一口に整骨院と言っても、規模や立地、ターゲット層によってさまざまですが、一般的に1000万円程度用意しておく必要があります。
開業後に黒字経営を続けていくためにも、資金計画は重要です。
国内に整骨院の数は約40,000店もあり、その厳しい競争の中で生き残っていくためにはそれなりの知識が必要です。
今回は、これから整骨院を新たに開業したいという人のために、黒字経営を続けているポイントについて説明していきます。
1.開業資金の綿密な計画を立てよう
2.黒字経営を維持するための計画を立てよう
3.利益を大きくするために
(1)売上を伸ばす方法
(2)費用を下げる方法
まとめ
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
経営支援ガイド » https://support.so-labo.co.jp/
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