飲食店経営者の年収っていくらくらい?

飲食店経営者の年収っていくらくらい? 2018.07.03起業後の資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
飲食店経営者の画像

飲食店で働いている人の中には、将来的に独立して飲食店の開業を考えている人もいますよね。その際、どのくらいの年収になるのか気になる人もいるでしょう。

当記事では、飲食店を経営する場合の年収について解説します。

飲食店経営者の平均年収

「日経レストランONLINE」の発表によると、飲食店経営者の平均年収は627万円となっています。2017年における全国の平均世帯年収は545万8000円ですので、飲食店経営者の年収は全国の平均よりは高くなっています。

また、店舗経営者の場合は平均所得が940万円となり、平均世帯の2倍近い所得を得ていることになります。

しかし、飲食店の中には赤字のお店もあります。赤字店経営者の平均年収は300万円となり、黒字店経営者の半分以下ということになります。

飲食店経営者 年収 図1 

飲食店経営にかかる費用

飲食店経営において利益を上げる事を阻む要因として、必要となる経費がいくつかあることが挙げられます。

飲食店経営において、年収を上げるには必要な経費を把握して利益を上げるようにしなければいけません。

(1)F/Lコスト

F/Lコストとは、食材などの材料(Food)と人件費(Labor )の合計金額の事です。売上のうち、F/Lコストが何%くらい占めているのかという比率をF/L比率といいます。

F/L 比率が高い飲食店ほど、原価率が高く利益率が低いということになります。そのため、利益を上げたい場合、F/Lコストに注目しましょう。

食材の原価は高すぎるとお店の経営を圧迫しますが、低すぎるとお客さんからの満足を得る事が難しくなる傾向があります。

そのため、適切な原価となるようにメニューなどで工夫する必要があります。

人件費も高すぎるのも問題ですが、低すぎると人手が集まりません。予想される忙しさや仕事量から何人の従業員が必要なのかを考えておきましょう。

(2)水道光熱費

水道光熱費は店舗を維持するのに必要な費用です。日頃から従業員に節約の意識を持たせるようにしましょう。

(3)家賃

店舗を借りるには、賃料が必要です。駅前など人通りが多い場所に店舗を借りたい場合は、賃料も高くなる傾向があります。

しかし、新規のお店を多くの人にアピールするには、人通りが多い場所に開店する必要があります。

賃料を考慮した上で、比較的人目につきやすい店舗を探すには時間がかかる場合があります。

(4)広告宣伝費

お店の集客力を高めるための宣伝にかかる費用です。

具体的に言えば、ホームページの管理費やチラシの作成費用、グルメサイトへの掲載費用などがあり、宣伝活動全般に関わります。

飲食店経営で年収を上げるコツ

飲食店を経営するにはさまざまな費用がかかりますが、その中で売上を伸ばし年収を上げるにはどのようにすればよいのでしょうか。

(1)多店舗経営

飲食店経営者 年収 図4

年収1,000万円を超える飲食店経営者の中には、多店舗展開をしている経営者がいます。

一般的な飲食店経営者の年収を年商の10%だとすれば、年収1,000万円稼ぐには年商1億円程度が必要です。年商1億円稼ぐには月商840万円稼ぐ必要がありますが、なかなか難しいでしょう。

しかし、多店舗経営する場合はどうでしょうか?月商420万円の店舗を2店舗経営すれば、年収1000万円を超えることができる計算となります。

(2)売上の限度を把握する

飲食店経営者 年収 図5

飲食店の場合は売上を伸ばそうと思ってもお店の収容能力自体に限度があります。また、客単価にも限界がありますので、1店舗の売上には必然的に限界が生じます。

そのような状況で売上を伸ばそうとすると、回転率を上げるしかありません。確かに回転率が高い店舗は繁盛店のように見えますが、お店の回転率を急に上げようとするのは逆効果です。お店の雰囲気やコンセプトが開業当初から変わってしまい、お客さんが離れてしまう可能性があります。

そのため、無理に売上を伸ばそうとせずに、目標とする売上を把握し、継続的にお客さんに来てもらうことを意識しましょう。 

まとめ

飲食店経営を成功させるには、コストの把握やプロモーション戦略の立案などが必要となります。これから飲食店経営に乗り出すことを考えている人は、この機会に成功のための道筋をイメージしてみましょう。

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株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計4,500件以上(2021年7月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
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