焼鳥屋の経営に失敗してしまう原因とは?開業後にできる対策3つ

焼鳥屋の経営に失敗してしまう原因とは?開業後にできる対策3つ 起業後の資金調達 – 飲食(飲食店・外食・デリバリー)
焼き鳥 経営 失敗

焼き鳥屋さんの経営改善!

 繁華街だけでなく、商店街の中や住宅街でも見かけることのある「焼鳥屋」。
鶏肉の原価は安いし、絶対もうかる!と考えていませんか?

現在、飲食店を開業した後10年間経営を続けられるお店は全体の約1割ともいわれています。
焼鳥屋さんも同様で、いくら鶏肉の原価が低いとは言え、競合店も多く、努力をしないことには経営はうまくいきません。

では、焼鳥屋を開業して失敗してしまう原因と解決策とは何なのでしょうか?

 

1.原価が安いから大丈夫!は勘違い?

 

飲食店を経営する場合、使用する食材や飲み物の原価率を計算することは非常に大切です。

飲食店経営者であれば、毎日の売上と原価率を計算することは当たり前でしょう。

 

よく、飲食店の原価率は30%程度にするべきである、と耳にします。

あまりに原価率が高いと、売上があっても利益を確保することができませんよね。

原価率を下げるためには、原価が安い食材を調理して提供することになります。

その点、焼鳥屋で主に使用する食材である鶏肉は、比較的安価で仕入れることができ、原価率を抑えることも可能でしょう。

しかし、鶏肉の原価をできるだけ抑えることで利益を出すことができるので、必ず焼き屋は儲かる、という考え方は間違っています。

 

◆原価率ばかりを気にして品質が低下していませんか?

もちろん、飲食店経営において、原価率を計算することはとても重要です。

焼き鳥屋では主に鶏肉を使用することになるでしょう。

鶏肉は他の食材よりも原価を低く抑えることができますが、もちろん、あまりにも安い鶏肉は美味しくなく品質も良くない可能性があります。

原価率を抑えるために、安い鶏肉を仕入れたとしても、美味しくない焼き鳥を食べたい、とは思いませんよね。

 

また、最近では高級地鶏を使用した焼鳥屋もあります。

原価率を下げることばかりを気にかけていると、結果的に提供する商品の品質が低下し、集客力の低下に繋がります。

もちろん、集客力が低下すると売上がさがり、お店は閉店せざるを得ない状況に陥るでしょう。

原価と提供する価格、商品の品質のバランスを考えることが大切です。

 

2.立地が原因で廃業の可能性も!

 

飲食店に限らず、何かお店を出店する場合は、どこに出店するかによって売上が大きく異なる場合があります。

焼き鳥屋も同様で、味や品質、価格や接客に何の問題がなくても、立地が悪く集客できずに廃業してしまうケースも少なくはありません。

開業前に、どこで焼き鳥屋を開店するべきかを調査していると思います。

あまりにも大通り沿いや、デパートなどの近く、焼き鳥チェーンの大手が近隣にある場合など、

個人経営の焼き鳥屋が開店した場合に、あまり集客を見込めない立地での開業は避けることになるでしょう。

 

◆焼き鳥屋の開業に適した立地とは

・駅前

駅前は焼き鳥屋の開業に適している立地と言えます。

都心の主要駅であれば、「駅近」ということもあり多くの集客を見込むことができるでしょう。

客層も、会社員やOLだけでなく、学生などをターゲットにすることができます。

また、都心でない場合でも、駅の近くに焼き鳥屋を開業することで、安定した集客を見込むことが可能です。

電車やバスなどで駅を利用する方を取り込むことができます。

また、駅を徒歩で利用している場合、アルコールの販売量も増加するため、利益の確保がしやすいでしょう。

・ビジネス街

ビジネス街も、飲食店の激戦区です。

仕事を終えた会社員などが宴会で利用するため、安定した集客が可能です。

また、夜だけでなくランチタイムの営業をすることで、1日を通して売上を作ることができます。

・商店街

街の商店街も、焼き鳥屋の開業に適している立地の一つです。

あまりにも閉店しているお店が多い商店街は避けたほうが良いですが、一定の人通りがある商店街であれば、

まったく集客できない、ということはあまりないでしょう。

しかし、年齢層が比較的高くなってしまう可能性もあるので、メニューの選定や営業時間などにおいて工夫が必要です。

また、商店街には、大手焼鳥チェーンが出店しているケースも多いので、事前い確認しておきましょう。

・繁華街

飲食店を開業する場合、繁華街であれば人通りが多く人気のスポットです。

繁華街であれば、休日の集客力強く、アルコールの販売量も他の立地と比較して多いと言えます。

しかし、家賃が高い点や、平日の集客力が休日にくらべて弱い、という問題点もあります。

家賃や保証料については、管理会社によく確認しておくことが大切です。

 

◆焼き鳥屋い合う立地は意外と多い!?

焼き鳥屋のような飲食店を経営する場合、繁華街やビジネス街、駅前などは最も人気の立地です。

安定した集客を見込むことができますよね。

しかし、焼き鳥屋を開業する場合、前述のような飲食店に人気の立地以外であっても経営を成功させることが充分に可能です。

・裏通り

比較的人通りが少ない裏通りは、飲食店を開店しても一目に着きにくく、お客様が来ない、というリスクがあります。

しかし、個人経営の焼き鳥屋で、隠れ家のようなイメージの雰囲気づくりをすることで、大人の雰囲気の上品な焼き鳥屋として人気のお店になることも可能です。

 

SNSやネットでの広告宣伝を戦略的に活用することで、裏道であっても人気店になることができます。

また、裏通りであれば、駅前や繁華街より家賃を安く抑えることもできるでしょう。

・住宅街

住宅街の中にある飲食店を見かけたことがありますよね。

誰が行くのだろう・・・と思うかもしれませんが、もちろん近隣の住民をターゲットとして、

家族連れのためのメニューや内装をするなどして工夫することで、安定した集客を見込むことができます。

しかし、焼き鳥を焼くときの煙や、遅い時間の騒音問題には充分に注意しておく必要があります。

 

このように、焼き鳥屋の開業には適した立地がいくつかあります。

開業後に、「良い条件の立地で開業したのにうまく利益がでない・・・」という場合もあるでしょう。

立地以外の点で改善できるポイントをまず見つけましょう。

それでも集客できない、などという場合には、立地にあった工夫をするべきです。

住宅街であれば家族向けのメニューや席を用意したり、ビジネス街であれば数量限定のランチメニューを用意したりなど

周辺のお店の状況を見ながらそれぞれの立地に合った戦略を考えましょう。

 

3.他店との差別化は忘れずに!

 

経営している焼き鳥屋でオリジナルのメニューはありますか?

何をお店の売りにしていますか?

きちんと答えることが出来なければ、焼き鳥屋の経営は成功しません。

開業前に、経営したいお店のコンセプトを決めますよね。

しかし、経営していく中で、周辺の状況が変わることや、お客様の動向が変化することがあります。

定期的にメニューの見直しをして、自身のお店では何をオススメできるのか、人気の商品が何なのかを考えるようにしましょう。

そして、周辺の飲食店についても、定期的な調査を忘れないようにしてください。

 

まとめ

 

今回は、開業した焼鳥やが閉店してしまう理由と対策についてご紹介しました。

焼き鳥屋を継続して経営するための3つのポイントは下記の通りです。

①原価

原価率ばかりを気にかけて品質の低下を招いていませんか?

②立地

立地条件にあった集客方法ができていますか?

③差別化

周辺の飲食店との差別化はできていますか?

 

飲食店を開業したい!という方に人気の業種である焼き鳥屋は、大手チェーン店から個人経営のお店まで店舗数は計り知れません。

原価を抑えた鶏肉を焼くだけではもちろん集客はできません。

焼き鳥屋を継続して経営していくためには、定期的に業界の流れを確認して、自分のお店が何を改善するべきなのかを考えるべきです。

 

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
【プロフィール】
平成22年04月 資格の学校TAC入社、財務諸表論講座講師を5年間務める
平成24年04月 税理士事務所で勤務
平成24年08月 個人で融資サポート業務をスタート
平成27年12月 株式会社SoLabo設立
現在までの融資実績は1600件以上

【書籍】
『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方35の秘訣』(幻冬舎)

【運営サイト】
資金調達ノート » https://start-note.com/
創業融資ガイド » https://jfc-guide.com/
inQup     » https://inqup.com/

【 動画で確認! 】株式会社SoLabo代表 田原がチバテレビに出演しました。