自宅サロン開業が失敗しやすい理由とは?

自宅サロン開業が失敗しやすい理由とは? 起業後の資金調達 – 美容(美容院・ネイル・エステ・フィットネス)
自宅サロンが失敗しやすい理由

自宅サロンは難しい?失敗から学ぶ成功のポイント!

ネイリストやエステティシャンとして独立された方の中には、店舗を構えるのではなく自宅サロンとして開業する方もいらっしゃるでしょう。

しかし、開業後1年以内に閉店するサロンが約6割と言われているほど、サロンの生存率は非常に低いのが現実です。

今回は、自宅サロンで失敗してしまう6つの原因を紹介します。

 

1.集客できない

店舗と異なり、大きな看板などがない自宅サロンの場合、お客様にサロンの存在を認識してもらうのが難しいというデメリットがあります。

どんなに素晴らしいサービスを提供していても、お客様が知らなければサロンに足を運んでもらえません。

主な集客手段については、次のものが挙げられます。

自宅サロンの場合、住所の掲載を避けたい方も多いため、チラシやクーポンでの集客は不向きです。

一方、ブログやSNSであれば、「住所の詳細はご予約時にご案内させていただきます」とお断りをしておくことで対処できるので、集客ツールとして有効でしょう。

ブログやSNSを活用して、あなた自身のことはもちろんですが、技術やサロンのこだわり、強みなどを積極的に発信していきましょう。

まずは知ってもらうことが大切です。

情報を発信し続けることで、技術力やあなた自身の人柄に惹かれ、ファンの獲得に繋がります。

 

2.情報量が少ない

集客とも繋がる話ですが、情報量が少ないというサロンが多いです。

お客様がネットでサロンを検索してホームページを見たときに

「住所が公開されていない」「お店の写真が載っていない」「施術者の名前が出ていない」

このようなサロンを選ぶでしょうか。

どんなサロンかわからないとお客様も不安になります。その結果、来店のチャンスを逃してしまっては、もったいないです。

お客様が来店を判断する基準となりますので、公開できる情報はできるだけ公開するようにしましょう。

 

3.安い価格設定

思うように客足が伸びないと価格を下げて集客しようと考える経営者の方もいらっしゃるかもしれませんが、安易な値下げは危険です。

自宅サロンの場合、1日に施術できるお客様の数は限られていますので、価格を低くしてしまうと収益が上がりません。

安いお店を探しているお客様もいるとは思いますが、多くのお客様は「自分をより良くしてくれるサロン」や「価格以上の価値が得られるサロン」を探しています。

価格より技術やサービスの価値が高ければ、高い料金設定であってもお客様は来てくれますので、安売りはせずサロンの魅力をしっかりと伝えていきましょう。

 

4.コンセプトがない

自宅サロンに限った話ではありませんが、「他のお店にはない強み」をアピールすることが大事です。

たくさんのお客様に来てほしいと考えるあまり、あれもこれもとさまざまなサービスを打ち出してしまうと、他のお店と差別化が図れず、集客が難しくなってしまいます。

ネイルサロンであれば、「どんなネイルでも出来ます!」と謳っているお店より、「キャラクターなどの手書きネイルが得意です」や「オフィスでもOK!おしゃれでシンプルなネイルならお任せ!」というお店の方が良いです。

エステサロンであれば、「細身のジーンズが似合う美脚を目指しましょう」や「毛穴ケアができるサロンで、素肌美人に!」などがコンセプトとして考えられます。

コンセプトを明確にすることで、美脚エステが良かったから、二の腕とウエストのケアもお願いしてみようかなと、結果的に他のメニューでのリピートにも繋がっていきます。

 

5.経営者意識がない

店舗を構えてサロンをオープンするのと違って、自宅サロンの場合、経営者としての意識を持ちにくいです。

そのため、趣味の延長になってしまい、売上がなかなか上がらず失敗に終わってしまうこともあります。

自宅サロンは、店舗取得費などがかからず初期費用が抑えられ気軽に開業できると考えがちですが、経営を成功させるためには売上管理や経費削減、集客のための施策など、経営者としての視点を持って事業を行っていくことが重要です。

 

6.数字管理ができていない

前述した経営者意識がないことにも繋がっていますが、売上や経費など数字の管理がしっかりとできていないと失敗の原因になります。

数字管理は経営者としての第一歩です。

固定費を抑えて、利益を大きくしていくためには何をすべきか、数字を管理することで正しい分析ができますので、「自分一人だけの自宅サロンだから」とどんぶり勘定にはせず、しっかりと管理していきましょう。

 

まとめ

自宅サロンが失敗しやすい理由を解説しましたが、逆を言えば、これらの問題をクリアしていけば、成功率が上がっていくということです。

一度にすべてやる必要はありませんので、自宅サロンで収益を上げられるよう、確実にひとつずつ問題解決していきましょう。

株式会社SoLabo 代表取締役 田原広一
この記事の監修
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
資格の学校TACで財務諸表論の講師を5年行う。税理士事務所勤務を経て、平成23年より個人で融資サポート業務をスタート。
平成27年12月、株式会社SoLabo立ち上げ。
融資支援業務に力を注ぎ、現在では400件以上の融資支援を行っている。